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さらば!日本の航空産業育てたボーイング777

20年7カ月飛んだ初号機がついに退役

2016年9月16日(金)

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 お盆休み明けの羽田空港から、ボーイング777型機がひっそりと飛び立った。日本初の777となった全日本空輸(ANA)の初号機で、数人の社員に見送られて売却先の米国へ向かっていった。

ANAの社員に見送られて、売却先へ飛んでいった日本初の777(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 2014年3月に退役したジャンボのような華やかさもなく、2019年に導入が計画されている総2階建ての超大型機エアバスA380型機のような派手さもない。それでも日々、国内外の路線を飛んできたのが777だ。

 ANAの初号機は1995年10月に引き渡され、同年12月23日の羽田発伊丹行きNH15便が、日本で最初の777による商業運航となった。就航当時は垂直尾翼に「777」と大きく描かれ、最新鋭機であることをアピールしていた。

羽田空港に駐機中の777の初号機
初号機のプレミアムクラス(左)とコックピット

 日本での777の退役は、この初号機が初めてではない。ANAでは今年5月に、3号機を退役させており、日本航空(JAL)の機体はこれよりも早く、2014年6月に海外へ売却されている。国内で運航される大型機では標準的な、20年程度での退役だ。

 海外では国際線に投入される777だが、ANAもJALも777を導入した理由は、国際線のみならず国内線も含めた「ジャンボ」こと747の置き換えだった。長胴型の777-300は国内線仕様であれば約500席と、ジャンボに匹敵する輸送力を持ちながらも、エンジンは4発から半分の2発となり、燃費が良くなった。そして機体に搭載されたコンピューターも747から進化。故障の予兆を整備士に知らせるようになり、壊れる前に対策を打てるようになった。

 500人が乗れる大型機を国内線で運航するという、世界でもまれな日本の航空事情。大手2社の導入から約20年が経過し、後継機の話題もちらほら出るようになってきた。そして777は航空会社だけではなく、日本の航空機産業の発展にも、大きな役割を果たした機体だ。

 日本初の777が退役した今、後継機や航空機産業の現状を見てみよう。

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「さらば!日本の航空産業育てたボーイング777」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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