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エアアジア再参入で日本の空は覚醒するか

成功するには空港や自治体の協力体制が必須

2015年10月14日(水)

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 日本市場への再参入を目指すアジア最大のLCC(格安航空会社)、エアアジア。

 今から3年前の2012年8月、全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスと合弁で立ち上げたエアアジア・ジャパンが就航。しかし日本人には利用しにくい予約システムや、両社の経営方針のすれ違いによって、就航1年を待たず、2013年6月には合弁を解消した。同年10月26日に最終便を飛ばし、日本の航空市場から赤い飛行機は消えた。

2013年10月26日、就航からわずか1年数カ月で日本の空から姿を消したエアアジア・ジャパン(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 新生エアアジア・ジャパンの誕生が発表されたのは2014年7月1日。楽天など異業種の出資を受け、運航時間などに制約の多い成田国際空港は避け、24時間運用の中部国際空港「セントレア」を拠点に据えた。

 そしてこの10月6日、エアアジア・ジャパンは国土交通省から認可を取得。晴れて航空会社を名乗れるようになった。就航は2016年4月上旬を予定しており、セントレアから札幌線と仙台線、台北線の3路線を同時開設する。いずれも1日2往復で、毎日運航する。

新生エアアジア・ジャパンの誕生が発表されたのは1年以上前のこと。国交省の許可を得るのに随分と時間がかかった

 当初は2機のエアバスA320型機(180席)で運航。初号機は10月16日にセントレアへ到着する。2016年末までに6機に増やし、その後は1年に5機ずつ増やしていく計画だ。路線計画も、国内線よりもエアアジアのネットワークを生かせる国際線に重きを置く。

 航空券の販売開始は11月後半を予定。運賃は大手の同一路線の普通運賃と比べて半分から3分の1程度に設定する。

 旧エアアジア・ジャパンから引き続きCEO(最高経営責任者)に就いたANA出身の小田切義憲氏は「国際線と国内線の比率は55:45程度」と、国内の路線網を整えながら、国際線とのバランスを取る考えだ。

 一方で、これまでLCCの空白地帯だったセントレアは現在、海外勢の乗り入れが活発化している。中国最大のLCC春秋航空や、台湾のトランスアジア航空(復興航空)系LCCのVエアなどが続々とセントレアに就航しているのだ。国内勢はジェットスター・ジャパンだけだが、セントレアを舞台としたLCCの競争が激化するまでに、さほど時間はかからないだろう。

 ようやく、航空会社として営業することを許可された新エアアジア・ジャパン。再挑戦の勝算はあるのか。

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「エアアジア再参入で日本の空は覚醒するか」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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