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ケニアの流通業、急速進化中

「世界のスーパーマーケット」が変える東アフリカ経済圏

2015年6月23日(火)

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 「最近のケニアの若い人のこと、『スイッチ世代』って呼んでいるのよ。PCや携帯のボタンを押すみたいに、なんでもすぐに解決できると思っているんだから。彼らは待つことをしないわね」と友人のケニア人女性(60代)。ケニアの都市部のライフスタイルは、携帯が爆発的に普及し出した2006年頃を境に、大きく変化してきた。

 朝から晩まで効率的にスケジュールを組んで予定を詰めこみ、情報は何でもスマホで検索する。早朝からジムで汗を流し(ダイエットに励む人が多い)、オンラインデリバリーで注文した昼食をデスクで食べ、eコマース(昨年一気に普及した)で買い物をして、オーガニックレストランで食事をし、24時間オープンのコンビニエンスストアで朝食を買って帰る。

ケニアのコンビニエンスストア店内。レジ横では日本と同じようにドーナツやコーヒーも売る
 

 公共料金は携帯電話から「M-pesa(ケニア発のモバイルペイメント)」の簡単な操作で支払って終わり。ニューヨークかロンドンかと思うようなライフスタイルが、ナイロビでも広がっている。

 ICT産業の成長は、このような新しい産業を作り出しただけでなく、企業活動の生産性を上げ、外国からの投資をさらにケニアに呼び込むきっかけとなった。投資が都市に人を集め、人の集まるところにビジネスが起こり、都市化がさらに進んだ。

 ケニアには首都ナイロビだけでなく、地方にもモンバサ、マチャコス、キスム、ナクルなどといった都市が複数存在する。ここ5年でバイパスや国道の整備が格段に進み、地方との距離は縮まり移動が本当に楽になった。畑と小さな町が続く道をいくつか超えると、突然、ナイロビと同じスーパーマーケットのチェーン店やショッピングモールが現れる。

 代表的な5大スーパーチェーンの中には、日本でいうGMS(総合スーパー)から都市型小型スーパーの形態まで存在し、同時に日本が辿ってきたような、専門店化も進行している。テレビやパソコン、携帯電話や白物家電を扱う家電専門店や、サプリメントや健康グッズも集めたドラッグストアが典型だ。スーパーマーケットと専門店、映画館、ファーストフードなどを取り揃えたショッピングモールも増え、いまやケニア全域で64モールが存在する。そのうち29がナイロビに、35が地方都市にある。

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「ケニアの流通業、急速進化中」の著者

梅本 優香里

梅本 優香里(うめもと・ゆかり)

アフリカビジネスパートナーズ パートナー・共同創業者

コンサルティングファームに勤務後、アフリカに特化したコンサルティング会社であるアフリカビジネスパートナーズを創業。日本企業のアフリカ進出に関わる支援を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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