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営業が好き? 考えてる場合じゃない

農家から経営者へ一歩

2016年7月15日(金)

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 自らリスクを背負い、一歩踏み出すことで、人がいかに変わっていくかが今回のテーマ。紹介するのは、有力農業法人のこと京都(京都市)をやめ、独立してネギの栽培に挑んでいる田中武史さんだ。2年ぶりに会った田中さんは、すっかり「経営者の顔」に変わっていた。

倉庫から事務所へ

 田中さんがこと京都で働き始めたのは、いまから16年前。おもに生産部門の責任者をしていたが、40代半ばになり、「作業を覚えたら、独立したい」という、かつてこと京都に入ったころの思いが頭をもたげ、ひとり立ちした。こと京都で長年働き、農業ビジネスの難しさを知ったうえでの決断だった。

 独立から間もないころに取材し、この連載で紹介したときは、「真っ黒に日焼けし、充実した表情で(質問に)答える」という表現で、田中さんの様子を伝えた(2014年5月16日「農業を救うのは、『土』か『机』か」)。こと京都にいたときは、やや線の細い印象を受けたが、独立後は「目の前にある畑がお金に見える」と語るようになった。サラリーマンでは持てない感覚だろう。

2年前は畑で農作業をしていた(京都府亀岡市)

 というわけで今回も、畑と格闘し、一段とたくましくなった田中さんの姿を想像しながら取材に行った。だが、京都府亀岡市にある事務所を訪ねると、予想と違い、すっかり日焼けが落ちた田中さんが待っていた。そのわけは後述するとして、まず、どんな経営をしているかに触れておこう。

「農家ではなく、経営者になりたい」と話す田中さん。その一歩を踏み出した(京都府亀岡市)

 「事務所」と上に書いた。前回、取材したときは、トラクターやスコップなどの農機具が並ぶ倉庫のなかで話を聞いた。今回はこれが一変。小さいながらもれっきとした新設の事務所には、パソコンやプリンターが置かれ、応接用の机もあった。隣接する作業場では、大勢の職員がネギの出荷の準備をしていた。

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「営業が好き? 考えてる場合じゃない」の著者

吉田 忠則

吉田 忠則(よしだ・ただのり)

日本経済新聞社編集委員

1989年京大卒、同年日本経済新聞社入社。流通、農政、行政改革、保険会社、中国経済などの取材を経て2007年より現職。2003年に「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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