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「函館空港をスギダラケに!」

日本全国スギダラケ倶楽部、その後の大騒動

2016年8月22日(月)

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 「空港のデッキでモクモクと煙が上がるジンギスカンを堂々とやり、生ビールを飲み、ジャズのライブも楽しめる。着いた途端、心地良いジャズの生演奏が聞こえてくる空港なんて世界中でここだけではないかなあ」

 まずは写真をみていただきたい。

 函館空港の国内線旅客ターミナルビル3階に出来上がった、『HakoDake HaLL』(ハコダケホール)だ。道産材を活用した憩いと安らぎのスペースになっている。帰路に就く観光客は美味しいジンギスカンと限定生ビールを味わいつつ、それまでの旅に思いを馳せるという。

 冒頭の発言はこのハコダケホールをデザインした若杉浩一氏によるものだ。自らジャズギターを演奏する若杉氏は満面の笑顔で、函館空港で繰り広げられた『空港木づかい大作戦』を語ってくれた。

 木づかいには「気遣い」と「木使い」を掛けている。木材を使い、函館空港に気遣いのある空間を創り出そうという取り組みだ。

スギダラケならぬ「ハコだらけ」に

 「函館空港をスギダラケにしたいのですが」

 今回の作戦は北海道渡島総合振興局の佐藤司氏から、若杉氏と南雲勝志氏にこんな連絡が入ったところから始まった。若杉氏と南雲氏は『日本全国スギダラケ倶楽部』(以下スギダラ)というコミュニティの創設者。「木材の産地で地産地消の活動をする」取り組みを全国で続けている。

 佐藤氏、そして今回の作戦に加わった函館周辺の木材業ハルキの鈴木正樹氏は共にスギダラの同志である。スギダラを知ったきっかけは、2012年6月14日に旭川市内で開催された『針葉樹を使った家具の開発の可能性』というイベント。ここで佐藤氏は若杉氏と南雲氏に会った。

 スギダラの活動は現地に行き、現地の人たちと徹底的に対話するところから始まる。佐藤氏の連絡を受けて、若杉氏らは函館に向かった。佐藤氏、鈴木氏、そして函館空港ビルデングの営業部部長、石田伸明氏といった面々に、函館の文化や発展の成り立ちを聞く中で、若杉氏が興味を持ったのはハコダテという響きだった。

 聞いてみると1400年代に、津軽の豪族、河野政通が建てた館が箱に見えたため、箱館と呼ばれ、後に函館となったという。こうなれば頭の中は箱一色だ。

 いつものスギダラケならぬ、「ハコだらけ」になり、ハコだけシリーズと称して、箱を組み合わせたインテリアや家具を次々に作ることになった。その第1弾が冒頭のハコダケホールだった。

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「「函館空港をスギダラケに!」」の著者

金巻 龍一

金巻 龍一(かねまき・りゅういち)

GCA マネージングディレクター

M&Aアドバイザリーの一環として、日本企業のグローバル化と成長戦略を「事業統合シナジーの創出」という観点から支援する。慶應義塾大学特別招聘教授。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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