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ルミネ会長第3回「仕事もエベレストを目指せ」

2018年6月13日(水)

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 東京・JR新宿駅の南口は、商業施設や商店がひしめき、一大ショッピングエリアを築いています。中央を走る甲州街道の片側には「ルミネ1」と「ルミネ2」が、もう片側には「ニュウマン」がそびえ立ち、たくさんの女性で賑わっています。いずれもルミネが運営するファッションビルで、「ニュウマン」は現在、新宿のみですが、「ルミネ」は西口にある「ルミネエスト」も加えて新宿で3店舗、その他、有楽町、横浜など、関東圏中心に15店舗を展開しています。

 帰宅途上に利用する駅の上に、おしゃれな服のショップが並んでいる、オフィスを出て家に帰る前に、服を見て回ることで仕事モードを切り替えられる──立地を生かした売り場編集がOL層のニーズをとらえ、人気のファッションビルになっているのです。

 今回、お話を聞いたのは、取締役会長を務める新井良亮さんです。JR東日本の副社長を務めた後、ルミネの社長から会長へ――新しい挑戦を重ねながら、ルミネの業容を広げてこられた方。からりと明るく、大胆なことに挑む姿勢を、いつも仰ぎ見てきたのです。新井さんは、ファッション業界の未来をどう見ているのか、人が挑戦するとはどういうことか、これからの女性の活躍など、さまざまなことを聞いてみました。(撮影=北山 宏)

自分の限界を超えようとすることを忘れてはいけない

川島:前回は、日本のアパレル業界の中で正価販売が落ち込んでいるという厳しいお話や、だからこそ新しいことへの挑戦を行っていかなくてはならない、そのために若い時からチャレンジをさせて志を抱くことが大切というお話をうかがいました。多くの組織では、若い人が何か新しいことを提案しても、「前例がない」「成功する確率はどれだけあるのか」と上司から言われ、結局ボツになるというケースがたくさんあります。それでもチャレンジしていくにはどうすればいいでしょうか。

新井良亮(あらい・よしあき)氏
ルミネ会長。1946年、栃木県出身。高校卒業後に旧国鉄に入社。その後、勤務の傍ら中央大学法学部の夜間部を卒業。国鉄民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)に勤務。人事部勤務を経て、東京支社事業部長に。JR東日本副社長・事業創造本部長を経て副社長の職に就きながら、ルミネ社長に就任。その後、社長専任となり、2017年、会長に就任。

新井:会社の先輩たちの中には、前例主義の人や保守化してしまった人たちもいるでしょう。長いこと社外に向けた挑戦をしないでいると、会社の内側にばかり目が行くようになってしまうのです。しかし、そういう人たちは常に内向きだから保守的になっているだけのこと。若い人がそうならないためには、多くのことに出合い、経験し、いろいろと苦労することが大事です。遮二無二、自分の限界を超えようとすることを忘れてはいけないのです。

川島:ということは、若い人に限らず、その気になれば、誰でもできることなのですね。

新井:そうです。自分の志や行きたい道に向かって進むだけのことで、そこに芯が通っていれば、自ずと周囲に賛同者や協力者は増えていくはずです。そして仕事は、個人で抱え込んでしまってはいけません。何か新しいことをやる時、私は「一人でやるな」といつも言うようにしています。チームでやっていけば、知恵を出し合って苦労を乗り越えることもできる。そして、何かを達成した時の喜びは、2倍にも3倍にもなります。たとえ、やってみた結果が予定していたうちの6割だったとしても、あとの4割は、チームが一緒になって肉付けしていけばいいからです。失敗した時も、一人で抱えるのではなく、チームで解決に向かうのが、組織の持っている役割のひとつです。

川島:チームの中で、お互いに刺激し合い、助け合うというわけですね。ただ、会社の中には、やっぱり保守化してしまって、なかなか変われない人もいるのではないでしょうか。チームに入ってもやる気のある人と同じようには動けなかったり。

新井:そういう人たちも多いでしょう。ただ、その人たちにも役割があるんです。たとえば、先輩としての経験知や人脈というかたちで、後輩のバックアップをしたり、規則や制度を守ったりという仕事をやってもらえばいいと考えています。

川島:なるほど。人材の配置って、当たり前のことですが、やはり大事ですね。

新井:そういう意味で、総合的になっているから会社であり、組織なんです。

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「ルミネ会長第3回「仕事もエベレストを目指せ」」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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