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トラックのバックがモニターになる衝撃

サムスンは交通事故を根絶できるか

2015年7月8日(水)

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 なにはともあれ、この動画を見てもらいたい。

 これは、韓国のサムスン電子がアップロードした、トラックのビデオだ。サムスン製品を世界各地で運ぶ、輸送トラックだ。

 この動画でサムスンは、「SAFETY TRUCK」の取り組みを紹介している。普通、トラックで「SAFETY」というと、自動ブレーキシステムや速度調整機能が搭載されているとか、エアバッグやGPS、アルコール検知システム、あるいはドライブレコーダーなどを搭載しているとか、そういうものが思い浮かぶ。しかし、このサムスンのアプローチは非常に独創的で、トラックの周囲を走るドライバーたちを「SAFETY」にするものだ。

 具体的には、何とトラックの背後にディスプレーを搭載し、デカデカと画像を表示させるものだ。トラックの前方にはワイヤレスカメラを設置。トラックから見える前方動画を、リアルタイムで後方に流す仕組みだ。

 トラックの背後には4枚のディスプレーを搭載している。ご丁寧にも夜間モードも設定されており、トラックの背後にいるドライバーは夜間であっても前方を確認できる。トラックを追い越そうとして、対向車との正面衝突を避けられる。また、動物との衝突も回避できると考えられている。

 自社のディスプレー技術を使って、それをロジスティクスで使用するという新発想。同ビデオでは、道路上の事故では追い越し時の衝突が極めて多いことから導入を決定したと紹介している。

 どうも撮影自体は、アルゼンチンで行われたようだ。アルゼンチンは実際に世界水準よりも、追い越し時の事故の頻度が高いと言われている。サムスンはアルゼンチンの業者と提携して、まずはテストとしてバックディスプレートラックを走らせた。いわゆる電機メーカーは、自社の技術を人々の生活向上へと役立てることを願う。ただ、サムスンのこの取り組みは、より大きな目標として、人々の命を救うために技術を活用した。

 サムスンは当局とも連携し、必要とされる許認可を得るために動いている。また、安全運転の実現に向けて、当件のみならず、技術の革新を急いでいる。

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「トラックのバックがモニターになる衝撃」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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