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レジなし店「Amazon Go」はパロディになるのか

2017年7月12日(水)

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(写真:AP/アフロ)

 先日、アマゾンは「Amazon Go」のサービスを公開した。いろいろなところで報じられている通り、レジなしのコンビニだ。アマゾンIDを持っているお客なら、レジに商品を通過させることなく、そのまま店を出れば、決済が完了する。AIを駆使し、お客が何を手に取ったのかが分かるからだ。

 同社が公開している動画がわかりやすい。YouTubeで確認できる。男性がスマホを片手に、店にチェックインする。そして商品を手にとって、店の外に出る。ある女性はカップケーキ(チーズケーキ)を手に取る。アマゾンの買い物かごは、カップケーキを1カウントするが、彼女が棚に戻した瞬間に、ふたたび0カウントに戻す。

 このいわゆる、決済の工程を排除するのは、消費者側としては嬉しい。なぜなら、私たちはみんな、あのレジの行列待ちにウンザリした経験があるからだ。せっかちな人は、レジ待ちの間に、買い物を諦めた経験があるかもしれない。

 と、同時に、労働組合などは、この技術が大量の職を消滅させるとして恐懼した。確かに、レジ打ちなどの人員は不要になる。同じく想定しうるように、入荷業務がロボット化すれば、無人コンビニもありうるだろう。

パロディ「Anything Goes」

 これを、パロディ動画にして表現する人たちが現れた。まずは、「Anything Goes」だ。説明するのも野暮だが、「Amazon Go」の動画を真似ている。男性が入店し、そのまま商品を盗もうとすると、ガードマンが取り押さえる。「とてもシンプルです。モノを取って、そのまま逃げるだけ」。ジャケットに隠す方法まで指南する(もちろん冗談レベルで)。

 しかし、それなりに深い(?)文化批評の意味も含んでいる。「私なんて人生でずっと映画と音楽は、オンラインから盗んできた。食品は盗まないのかい?(“My whole life I've been stealing movies and music online, so, why not food?”)」。

 もちろん、単なるギャグのレベルを超えないかもしれない。しかし、Amazon Goの見た目が、どうしても「万引き」にしか見えない、という人間の深層をえぐるものになっている。

フランスでは10年前からレジ精算なし

 Monoprixはフランスの小売業者で、さらにクリエイティブな方法で、アマゾンに対抗しようとした。同社のサービスは、こうだ。店でお客が好きに商品を選べる。そして、そのまま支払わずに店を出られる。

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「レジなし店「Amazon Go」はパロディになるのか」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士