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次に来るのは“Internet of Ear”の時代

デバイスはウエアラブルからヒアラブルに

2015年8月19日(水)

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 アップルウォッチが発売されてから、スマートフォンと連携する密着性デバイスが模索されている。アップルウォッチのように腕時計型の新商品を発売する企業は多い。スマートフォンからのメール着信通知等、ちょっとした情報を得られるし、もともと腕時計を付ける習慣のある人ならば、さほど装着するのも面倒でもない。

 あるいは、メガネ型のデバイスかもしれない。レンズのディスプレーが、スマートフォンのGPSと連動して地理情報を教えてくれたり、検索結果を表示してくれたりする。勝手な写真撮影やセキュリティの問題等、まだまだ解決すべき点は多い。米グーグルのグーグル・グラスは早々と個人向けから撤退し、これからは産業用へ舵を切る。その他にもウエアラブル・グラスのメーカーはあるため、動向を注目したい。

 ところで、それらウエアラブルデバイスのうち、耳を使ったものが注目されていることをご存知だろうか。つまり、イヤホン型のウエアラブルデバイスだ。海外メディア等は、ウエアラブルならぬ、「ヒアラブルデバイス(Hearable device)」または「ヒアラブルテクノロジー(Hearable technology)」と呼んでいる。

 このヒアラブル市場だが、勝機と商機はある。というのも、ウエアラブルデバイスは、使用する個人の健康情報を取得し、それを健康維持管理に使うことを1つの目的とする。例えば、腕時計型デバイスから脈拍の情報を取るなどだ。その意味でいえば、耳に装着するデバイスからは、加えて体温や血圧、血流、呼吸状況が取得できるし、心電計の代わりにもなりうる。

 「健康」を全面に押し出せば、市場規模は拡大する可能性が高い。あくまでも1つの予想ではあるものの、2018年には50億ドルに広がると述べる人もいる。この市場規模は、現在のウエアラブル関連商品の総額に匹敵する。

 そして、例えばクラウドソーシングのサイトであるキックスターターなどを見ても、このヒアラブルデバイス関係の掲示が多く見られる。ここからも流行の兆しが感じられる。

デバイスを隠すことがトレンドになる

 独Bragiは、スマートフォンならぬスマートヘッドフォンを作製している。スマートフォンとBluetoothでつながった音楽を聴くのは当然として、あなたの運動状況も教えてくれる。さきに、耳に装着するデバイスであれば、脈拍、体温、血圧、血流、呼吸状況などを取得できると書いたが、それらに異常値が見つかれば、伝達する仕組みだ。

 その他、ノイズキャンセル機能もある。これらのヒアラブルデバイスの発達を読むと、耳から人体に入る情報を管理することで人間の生活そのものを変化させようと試みているようだ。確かに音楽を聴いている時は、周囲を忘れ没頭してしまう場合がある。それだけ視覚情報と同じく、聴覚情報は人を左右するに十分だ。これからは、同じ瞬間に同じ道を歩いていながら、全くそれぞれの人間が違うことを感じている時代がやってくるのだろう。さきほどの記事のタイトルは、“super-hearing”だから「超聴覚」とでも訳せばいいだろうか。

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「次に来るのは“Internet of Ear”の時代」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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