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ASEAN統合で変わるサプライチェーン

2015年10月28日(水)

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 私が企業で調達担当者をしていた頃。現地調達できる国の特徴として、人口が1億人以上であること、と指標を聞いたことがある。もちろん、これはすべての国に当てはまるわけではない。ただ、なかなか示唆深い指標ではある。

 プラスチックや板金の成形部品であれば、現地調達できる国はありふれている。ただ、電子・電気部品は国が相当に限られている。またプラスチックや板金の成形部品であっても、材質や形状によってはいまだに現地調達は苦労する。

 米国で自動車産業は大きく発展した。そして日本でも発展してきた。そして次は中国とインドがその地位を奪おうとしている。人口とは、その経済圏の強さの一側面を示す。

 ヨーロッパの国々は人口1億人を突破する国がなかった。おそらくそれがEU(欧州連合)をつくりあげ、今では総人口が5億820万人に至った。そして、連携して大きくなろうとする動きは、ASEAN(東南アジア諸国連合)も同様だった。

 2015年末からいよいよAECが本格始動する。AECとは“ASEAN ECONOMIC COMMUNITY”の略であり、アジアのヒト・カネ・モノの自由化を目指すものだ。中国からASEANへシフトしようとしている日本にとっては、無縁ではない。また、これによってASEAN諸国がどう変わるのか。サプライチェーン関係者であれば知っておきたい。

AECの基本理念

 このAECとは、大きく3つの理念を柱とする。

  1. ASEAN域内すべてを、同一の生産拠点として編成し直すこと。そして、同一の市場にしていくこと
  2. そして関税障壁や非関税障壁の撤廃によって、ASEAN域内を魅力的にし、グローバル競争力をつけること
  3. 公平公正な経済成長を促していくこと

 AECは、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポールから始まった取り組みであったものの、後にブルネイやベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアが加わった。

 このAECは一部の報道を目にする機会があるものの、その内容があまりに多岐に渡るため分かりにくい。ここでは、大胆に3つの観点から紹介したい。それは「ロジスティック強化」「域内貿易自由化」「域内人的移動簡易化」だ。

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「ASEAN統合で変わるサプライチェーン」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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