「不労所得だけ」の生活について考える

 労働の対価として得る賃金ではなく、労働をしなくとも得られる収入、いわゆる「不労所得」を得ようとする人がいます。

 ある程度の年齢になり、老後のための資産形成として株などを運用し、不労所得を増やしておきたいという気持ちはわかります。

 しかし、働かずに「不労所得だけ」で生活することに若いうちから憧れる人がいるのです。不動産投資や株式投資のセミナーにかなりの数の若者が参加しているそうです。

 そのうちの一人である亀戸課長と、鷲沢社長のバトルを読んでみてください。

●亀戸課長:「社長、お呼びでしょうか」

○鷲沢社長:「ああ、私が社長に就いてから、課長の中で君とだけは差しで話をする機会がなかった気がしてな。ところで君はFXをやっているんだって?」

●亀戸課長:「はい。その件でしたか。社長、FXは副業に当たりませんので」

○鷲沢社長:「え?」

●亀戸課長:「私はちゃんと調べてやっています。株の運用やFXは当社の就業規則に書かれている副業には当たらないと」

○鷲沢社長:「誰もそんなことを聞いてない。ずいぶん前からやっているのか」

●亀戸課長:「まだ3カ月ぐらいです」

○鷲沢社長:「儲かるのか」

●亀戸課長:「投資を始めたところですから、なかなか……」

○鷲沢社長:「どれぐらい投資した」

●亀戸課長:「120万円ぐらいでしょうか」

○鷲沢社長:「なっ! 120万円も使っているのか。奥さんは何も言わないのか」

●亀戸課長:「社長、私は独身です」

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著者プロフィール

横山 信弘

横山 信弘

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

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