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「すぐやる」という現代病

2016年3月29日(火)

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 今、一人ひとりが膨大な仕事を抱えています。しかも仕事は難しくなっています。昔ながらのやり方をしていると、仕事を片付けても片付けても、次の仕事がどこからかやってきます。ちょっと気を抜くと仕事が山積みになりかねません。

 そこで「すぐやる」技術や心構えを指南する書籍が数多く出版され、関連セミナーが多数開催されています。それはそれで良いのですが、「すぐやる」だけでは仕事中毒に陥る危険があります。「すぐやる」ことが現代病になってしまうわけです。

 どうすればいいのでしょうか。今回のバトルは鷲沢社長と熊岡課長です。

○鷲沢社長:「部長から報告を受けたが、課長の君たちに頼んだ年度末の対策を早速こなしてくれたそうだね。仕事のスピードが結構上がったのかな」

●熊岡課長:「はい。社長に何度も怒られましたがようやく『すぐやる』習慣を身につけましたので」

○鷲沢社長:「見直したよ。40歳を超えて、新たな習慣なんてなかなか身につかないからな」

●熊岡課長:「『すぐやる』と決めて始めてみると、なかなか気持ちが良かったです」

○鷲沢社長:「そうだろう、あれこれ悩んでいても埒が明かない。まず行動してみないと」

●熊岡課長:「ありがとうございます。結構動けるものだな、と当初は思いました。気持ちが良いから続けてみたら慣れた、ということでしょうか」

○鷲沢社長:「なるほど」

●熊岡課長:「はい……」

○鷲沢社長:「熊岡課長、君の言い方には少し引っ掛かるな」

●熊岡課長:「え、そうですか」

○鷲沢社長:「女房と出会ったころは良かったのですが今は、みたいに聞こえた」

●熊岡課長:「妻と今でもラブラブですよ」

○鷲沢社長:「たとえ話をしただけで、そんなことを聞こうとしたわけではない。すぐやる習慣は身についた、だが慣れてきた後、つまり今の調子はそれほどでもない。こう聞こえたぞ」

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「横山信弘の絶対達成2分間バトル」のバックナンバー

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「「すぐやる」という現代病」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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