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できる人は「気付き」と「学び」を区別する

  • 横山 信弘

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2017年8月1日(火)

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 上司あるいは部下から指摘を受け、「気付き」を得ることがあります。一方、「あの上司から学びました」と言うこともあります。

 「気付き」と「学び」はまったく別です。何がどう違うのでしょうか。

 鷲沢社長と小鹿コンサルタントの会話を読んでください。

  

○鷲沢社長:「営業全員とアシスタントを前に2時間、実にいい話をしてもらった。君にガツンと言われて、うちの営業たちも刺激を得たことだろう」

●小鹿コンサルタント:「改革しようと孤軍奮闘されている社長のお役に立てればと」

○鷲沢社長:「援護射撃になったよ。こういう風に使うとコンサルタントは役に立つな。おっと、こういう言い方をしてはいけなかったかもしれないが」

●小鹿コンサルタント:「いえいえ。コンサルタントは道具ですから、大いに利用してください」

○鷲沢社長:「コンサルタントは道具、か。銀行にいたとき、いろいろなコンサルタントを使ったが、そこまではっきり言ったコンサルタントはいなかったな。よほど実力がないと、『私は単なる道具です』とは言えない」

「コンサルタントは自分を出してはいけない」

●小鹿コンサルタント:「実力がどうこうというより、そもそもコンサルタントは自分を出してはいけないと私は考えます。クライアント企業が抱える問題を解決する手段として呼ばれているわけですから。道具は道具ですよ」

○鷲沢社長:「うちの営業から何か反応があったかな」

●小鹿コンサルタント:「全員から感想文をいただきました。いろいろな気付きがあったようです」

○鷲沢社長:「気付くだけじゃあ困る。しっかり学んでもらわないと」

●小鹿コンサルタント:「学ぶ、ですか」

○鷲沢社長:「そうだ。あれだけの話を2時間聞いたのだから、多くの学びもあったはずだ」

●小鹿コンサルタント:「『気付き』と『学び』の違いを社長はどう考えますか」

○鷲沢社長:「理解の差だろう。『気付き』だけでは人間、なかなか変われない。『学び』があれば、かなり深く受け止めたわけで……うまく表現できないがそんなところじゃないか」

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