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どうして若者の「先走りキング」は放置しておけばよいのか?

2015年8月25日(火)

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 上司の説明を話半分に聞いて、ついつい「先走り」をしてしまう部下がいます。

 こういう部下はトラブルメーカーになりやすく、上司はしばしば頭を痛めます。とはいえ、あまりブレーキをかけすぎると、正しく育てることができません。

 営業部の部長と課長の会話を読んでみてください。

○部長:「話とは何だ。浮かない顔をしているが揉め事か」

●課長:「揉め事というほどではないのですが、バカな若手に手を焼いておりまして。いろいろと言い聞かせてはいるのですが、なかなか頭には入らないようです」

○部長:「何年目だ。飲み込みが悪いのか」

●課長:「入社4年目です。とにかくそそっかしいのです。先日、私が営業全員に『新規の顧客リストをまとめておけ』と言ったときがそうでした」

○部長:「締切日を聞いていなくて、そいつだけやらなかったのか」

●課長:「いえ、逆です。会議の翌日、『所定のリスト用紙を使うように』とメールを送ったところ、そのバカはもう130件のリストを作っていて、『どうしましょう』と聞いてくるではありませんか」

○部長:「なんだ、書式ぐらい大目にみてやれよ。言われた日に作ったのなら結構じゃないか」

●課長:「ただ、一事が万事でして、とにかく人の話を半分ぐらいしか聞かず、すぐ走っていってしまうのです。先走りバカですな。この前なんて、お客様から『10月に入ったら見積もりを出してほしい』と言われていたのに、お盆休み明けに見積もりを持っていって叱られたそうです」

○部長:「ほお」

●課長:「お客様に新商品を見せたいというので『商品開発部から承認をとれ』と指示したところ、承認をとらずに新商品のサンプルを持っていったこともあります。申請したが返事が無かったなどと本人は言い訳していましたが、前日の夜に申請のメールを出して翌朝には客先に駆け込んでいましたからね。バカでしょう」

○部長:「それは……よくない、な」

●課長:「まだあります。年末の展示会の件、お聞きになりましたか」

○部長:「経費削減のため今年は参加しないと決めただろう」

●課長:「やはり、まだ聞いていませんでしたか……」

○部長:「どうした」

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「どうして若者の「先走りキング」は放置しておけばよいのか?」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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