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流行語に見る中国で今モテる男の条件

ティーンは説教オヤジに胸キュン、熟女は「若い肉」に妄想

2015年12月24日(木)

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ファンに説教するスタイルが受け「老幹部」の火付け役になった霍建華(写真:ChinaFotoPress/Getty Images)

 今年もあと1週間。毎年この時期になると、「今年こそは中国の十大ニュースや流行語で気軽に読んでもらえる原稿を1本書こう」と思うのだが、結局は書かずにやめるということを繰り返してきた。

 理由は2つ。1つは、日本の「ユーキャン新語・流行語大賞」のように、流行語大賞と言えばこれ、と定着したものがないということ。新聞、雑誌、最近であればインターネットのポータルサイトなどがてんでんバラバラに発表するのだが、どれもさほどの盛り上がりも見せず、注目も集めないまま年が明けて忘れ去られてしまう。

 もう1つの理由は、十大ニュースや流行語を選定・発表するのが、中国共産党や政府機関を背景に持つメディアである場合が多いことが影響し、どうしても「お堅い」ものが多いということ。中国の体制にとっては意義のあることであろうが、日本人など海外の読者にとっては、興味を持ちにくいものが大半なのだ。

 例えば、例年、12月30日前後に国内の十大ニュースを発表する新華社が2014年のトップニュースに選んだのは「改革の全面的深化の元年に多項目の重大な改革政策が打ち出される」。どうです、なかなかのお堅さでしょう? ニュース解説ならばいくらでも書けそうだが、このニュースを日本人に向けて気の張らない読み物に仕立てるのは、なかなか骨の折れる作業である。

 流行語にしても事情は似ていて、近年流行語を毎年発表している「咬文嚼字」という雑誌は、上海のメディア全体を統括する上海新聞出版局と、上海文化出版社というお堅い機関が経営・管理しており、しかも言語学の専門誌。メディアを統括する部署の息がかかった出版社のランキングだけに、発表当日は全国の多くのメディアがトップに近い位置で報じるから注目度は高い。ただ、言語学専門誌だけあって、選考の基準が、どれだけ流行ったかということよりも、言語学的に見ればどうかという方向に引っ張られ過ぎる嫌いがあるのが難。今年も流行語入り間違いなしと思われていた「然并卵」(何の役にも立たない)という言葉を、「言語の持つ知恵に乏しく、内容がなく、この言葉を使う者の品性が出るのみ」と腐して落選させたものだから、この言葉を日常用語として大いに活用している若い世代からは「うまく使いこなせない選者がこの言葉の面白さを分からないだけだ」と非難囂々である。

今年のキーワードはちょっと違った

 さて、12月に入ってボチボチ出始めた流行語や十大ニュースを眺めながら、今年も期待できないだろうなと思っていた矢先、広東省の出版社が隔週で出している雑誌「新周刊」が「2015年のキーワード10選」に選んだ言葉を見て、おや、今年はなかなか面白い言葉が挙がっているな、と思った。

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「流行語に見る中国で今モテる男の条件」の著者

山田 泰司

山田 泰司(やまだ・やすじ)

著述業/EMSOne編集長

1992~2000年香港で邦字紙記者。2001年の上海在住後は、中国国営雑誌「美化生活」編集記者、月刊誌「CHAI」編集長などを経てフリーに。2010年からは、「EMSOne」編集長も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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