• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「育児」「介護」の壁を超える“スローダウン”のワザ

仕事もプライベートも手に入れるには?

2015年8月6日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 女性のキャリアアップにはいくつもの壁があると言われています。その数は、研究によって3つだったり5つだったりと異なっているのですが、必ず出てくる壁が「出産」です。

 女性と男性のキャリアプランは、出産しか違いが無いという方もいらっしゃいますが、私は、それ以外にも違いはたくさんあると思います。

 例えば、子育ては女性の方が多く負担しているケースが多いです。「平成23年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)によると、共働き世帯における家事・育児関連時間は、夫が39分(うち育児時間は12分)、妻が4時間53分(うち育児時間は3時間27分)となっています。昭和61年(1986年)と比較して、共働きか否かにかかわらず、夫の家事時間は増加傾向、妻の家事時間は減少傾向、育児時間は夫と妻共に増加傾向にあるものの、依然、女性の方が圧倒的に家事・育児を負担しています。

 一方、「平成22年国民生活基礎調査」(厚生労働省)で、主な介護者を性別に見ると、男30.6%、女69.4%で女が多くなっています。年代別で見ると、リタイアをしているであろう60代の女性が占める割合が多いのですが、性別だけで見ると、女性が介護を担っているケースが多いのです。

 こうした調査結果に加えて、男性が家族を犠牲にして、国や企業のために働くと「立派だ」と言われるけれど、女性が同じことをした場合、「家族を犠牲にして」と非難されやすい文化もあります。

 極端なケースかもしれませんが、私の例を紹介しましょう。妊娠中に282人の人から出産後はどうするのかと聞かれ、「働き続ける」と言った際、82%に当たる231人から「経済的に困っているわけじゃないんだから、子供を犠牲にして働くなんて子供がかわいそう。仕事は子供が大きくなってからでいいんじゃないの?」と言われました。わずか51人からしか、仕事と家庭の両立を応援すると言ってもらえませんでした。これが男性だったら、そもそもこのような質問をされるでしょうか? 

 私はありがたいことに、「グローバル企業で日本人女性初、アジア人女性初と言われるポジションを捨てて本当にいいのか?」と言っていただけたことがありました。けれど、自分が満足できる仕事とプライベートの両立とは何かをずっと模索し続けています。

 今回は、多くの先輩方から学んできた、仕事とプライベートの両立についての考え方をご紹介します。答えは必ずしも一つではありません。みなさんにとって最適なやり方を見つけるヒントになれば幸いです。

コメント0

「秋山ゆかりの女性キャリアアップ論」のバックナンバー

一覧

「「育児」「介護」の壁を超える“スローダウン”のワザ」の著者

秋山 ゆかり

秋山 ゆかり(あきやま・ゆかり)

事業開発コンサルタント・声楽家

ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタントを務めた後、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長などを歴任。コンサートのプロデュースや演奏も行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官