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急増する狩猟女子、国産ジビエの意外な潜在力

「野生復帰計画」(京都府美山町)

2015年12月10日(木)

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有害鳥獣捕獲数はこの50年でイノシシ50倍、シカは1300倍!

 最初に害獣の現状と狩猟の実態を押さえておきましょう。表1環境省の「平成24年度鳥獣統計情報 -狩猟及び有害捕獲等による主な鳥獣の捕獲数-」によると1960年代、狩猟を除く有害捕獲等による鳥獣の捕獲数は全国でイノシシ5300頭、クマ500頭、シカ200頭、サル100頭で、合わせても6100頭ほどだったものが、2000年代になるとイノシシやシカは10万頭を超え、2012年度にはイノシシは26万頭、シカは27万頭に上りました。その数、イノシシは50年前の50倍、シカは1363倍にも及びます。2007年度には新たにカワウが狩猟鳥獣に追加され、2012年度は合せて591,400頭羽、50年前の100倍近い有害鳥獣等が捕獲されるまでに増加しています。

表1.「狩猟及び有害捕獲等による主な鳥獣の捕獲数」 (十の位で四捨五入) 単位:獣類は頭、鳥類は羽
※その他は、国や自治体による鳥獣捕獲許可「有害鳥獣捕獲」及び「特定鳥獣保護管理計画」に基づく数の調整等による。
出典:いずれも環境省「平成24年度鳥獣統計情報」

 近年ツキノワグマなどでは個体数の減少がみられるものの、イノシシやニホンジカなど特定の鳥獣や外来生物の生息数増加や生息域拡大等による生態系や農林水産業等への被害は深刻化しています。国は科学的なデータに基づく鳥獣保護管理事業を計画的に実施する必要があるとして1999年「鳥獣保護法」を改正。都道府県知事が任意に策定する「特定鳥獣保護管理計画制度」が設けられました。

 農水省によると野生鳥獣による農作物被害額は平成21年度以降、200億円を上回っており、23年度は226億円。被害のうち全体の7割がシカ、イノシシ、サルによるもので、合計被害額が1億円以上の道府県は32あり、中でも北海道、福岡県、長野県、広島県で大きな被害が出ています。

 2007年には「鳥獣被害防止特措法」が成立。これにより市町村は被害防止計画を策定。国からの財政支援等を受け対策を講じています。鳥獣による被害は産品そのものもさることながら、高齢化する農家の意欲を削ぎ、農業をやめてしまう生産者も出ています。

 一方、害獣対策で力を発揮すべき狩猟の現場では猟師の減少と高齢化が進んでいます。

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「急増する狩猟女子、国産ジビエの意外な潜在力」の著者

水津 陽子

水津 陽子(すいづ・ようこ)

合同会社フォーティR&C代表

経営コンサルタント。合同会社フォーティR&C代表。地域資源を活かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究、執筆等を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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