• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

カルビー会長が女性役員の引き抜きに動いた理由

カルビー松本会長インタビュー

2016年2月10日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 女性幹部のヘッドハンティングが増えている。「2020年までに意思決定層に占める女性の割合を30%にする」という202030の目標に向け各社女性幹部登用に力を入れるものの、社内で人材が育っていないからだ。カルビーもまた昨年2月に、JR東日本から駅ナカの生みの親として知られる鎌田由美子さんを上級執行役員として迎えた。

 実は、ヘッドハンティングに動いたのは、松本晃会長。なぜ経営トップ自ら、女性幹部引き抜きに動いたのか。鎌田さんに期待するものは何か。松本晃会長に疑問をぶつけてみた。

昨年、JR東日本で駅ナカを成功させた鎌田由美子さんを、上級執行役員として迎えて話題になりました。ヘッドハンティング会社を介さず、松本会長自ら引き抜きに動いたと伺いました。

松本会長(以下、敬称略):大宮駅近くのホテルの喫茶店で、鎌田由美子さんに私が直接会いました。師走の寒い日でしたね。「カルビーは面白い会社です。よかったら来てもらえませんか」と告げました。

 ヘッドハンティングで経営トップが動くのは、当たり前です。野球のドラフトでも、監督自ら出向いて一緒にやろうと手を握るから、指名された球児は心動かされる。人事任せにしていては上手くいかない。企業で最も大事なのは人材、「会社は人なり」です。そこで経営者が最大限の努力をするのは当たり前でしょう。

松本会長がCEOに就任後、生え抜きを含めて5人の女性執行役員が誕生、この春にもう一人加わる(撮影:大高和康)。

なぜ、鎌田さんを引き抜こうと思ったのですか。

松本:カルビーが持続的成長を続けるには、サムシング・ニュー(何か新しいもの)が必要です。それには2つある。1つは、新しい商品、もう1つは新しいビジネスです。

 新しい商品は社内からでも生まれるが、新しいビジネスは、新しい考え方、新しいやり方で新事業を成功させたことがある人がいないと上手くいかない。社内の人材はどうしても金太郎飴になりがち。社外から人材を招いて新たな風を取り込んだほうが、新しいチャレンジができる。

 鎌田さんには、駅ナカという成功のキャリアがあります。誰も思いつかなかった駅ナカというものを考え出して、駅を活性化してしまったのは、すごいと思う。私は結果主義なので、たいへんリスペクトしています。歌手でも100万枚CDを売った人はすごいし、ラグビーでも南アフリカに一勝したのはすごいこと。何かをしでかした人は偉いと思います。

 鎌田さんには、駅ナカの経験を生かして、新しいものをゼロから生み出してほしい。カルビーの将来の核になるような事業をつくってくれるといいですね。

コメント0

「ここが間違い、女性の攻め方」のバックナンバー

一覧

「カルビー会長が女性役員の引き抜きに動いた理由」の著者

野村浩子

野村浩子(のむら・ひろこ)

ジャーナリスト・淑徳大学教授

日経ホーム出版社(現日経BP社)で「日経WOMAN」編集長、女性リーダー向け雑誌「日経EW」編集長などを歴任。日本経済新聞社・編集委員などを経て、2014年4月から、淑徳大学人文学部表現学科長・教授。財政制度等審議会委員など政府審議会委員も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

誰もやらない領域を根気強く続けられるかが成功の秘訣。

田坂 正樹 ピーバンドットコム社長