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「ヴィッツ」、モデル末期で大幅改良のなぜ?

発売6年でハイブリッドを追加

2017年3月28日(火)

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2017年1月の大幅な部分改良で追加されたトヨタ自動車の「ヴィッツ」のハイブリッドグレード。大胆なプロモーション活動も話題だ

 前回のこのコラムで、最近のスズキはデザインで攻めているという話をしたが、それを言ったらトヨタ自動車も、新型「プリウス」や、新型SUV(多目的スポーツ車)「C-HR」などはかなり攻めているデザインだと思う。

 加えて最近のトヨタは、プロモーション活動でも攻めている。トヨタのものづくり革新活動である「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」のプロモーションのために、俳優の佐藤浩市を主人公に据えた開発ストーリー動画をWEBで公開したのにも驚いたが、度肝を抜かれたのは「PRIUS! IMPOSSIBLE GIRLS」である。

 ご存じない読者のために説明すると、このIMPOSSIBLE GIRLSというのは、プリウスに盛り込まれた技術を、それぞれ美少女キャラクター化したもので、モーターやら、サスペンションやらが、それぞれ美少女で表現されている。発想の源は、軍艦を美少女キャラクター化したシミュレーションゲーム「艦これ」やら、美少女が戦車で戦うアニメ「ガルパン」であろうと思われるのだが、これをクルマの世界に持ち込むところがすごい。

 今回のこのコラムのテーマは、1月に部分改良したトヨタの新型「ヴィッツ」なのだが、これのプロモーションムービーがまた凝っている。なんだかトヨタの宣伝の片棒を担いでいるようで気がひけるのだが、簡単に内容を紹介すると、ヴィッツのプロモーションムービーを制作するクリエーターが、クライアントの無理難題を受け入れるうちに、内容がどんどんつまらなくなってしまうという自虐的なもので、その中でちゃっかりヴィッツの特徴も宣伝してしまうという、抜け目のなさに感心させられる。しかも、この動画の広島弁バージョンまで用意されているのである。なぜ三河弁でなくて広島弁なのかは謎なのだが…。

 大メーカーというのは、通常保守的なものだが、大メーカー中の大メーカーであるトヨタのプロモーションが、日本の完成車メーカーの中で一番ぶっ飛んでいるのというのはかなり意外だ。デザインや商品力で勢いのあるマツダや富士重工業(4月1日からスバルに社名変更)も、ことプロモーション活動は極めて保守的なので、なおさらそういう印象が強い。このあたりは、他の自動車メーカーにも奮起を期待したいところではある。

部分改良だけど大改良

 で、やっと本題に入るのだが、新型ヴィッツで異例なのはプロモーション活動だけではない。今回の部分改良の異例なところは、発売から6年を過ぎたモデル末期のクルマであるにもかかわらず、通常の部分改良の枠を超えた大幅な変更が行われていることだ。まず、外観デザインが大幅に変更されている。フロントグリルやバンパーの形状は全面的に変更され、より精悍な印象になっている。じつはヘッドランプの基本的な形状は変わっていないのだが、それでいて、これだけ見た目の印象を変えるというのは、なかなか高度なデザインテクニックだと思う。

コメント3件コメント/レビュー

営業側の要望に応えた消極的選択肢というところですかねえ?
市場の選択肢として有効かどうかの観測気球的存在。
過去の資産の有効活用(NiH)且つ、燃え易いリチウムイオンとのリスク分散?
燃費が良いのが有効なのはハイブリッドが有効且つ走行距離の長い使い方。
それだけ乗るとなると、乗員側の快適性(疲れ難い)も長く乗るだけに重要なはずで
その意味であまり下の方の車へのハイブリッドパーツのコスト比率はかけないほうが良いと思う。
ディーラーやメンテの問題を除けば、ヴィッツハイブリッドを選ぶ意味は疑問。(2017/03/29 15:35)

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「「ヴィッツ」、モデル末期で大幅改良のなぜ?」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

営業側の要望に応えた消極的選択肢というところですかねえ?
市場の選択肢として有効かどうかの観測気球的存在。
過去の資産の有効活用(NiH)且つ、燃え易いリチウムイオンとのリスク分散?
燃費が良いのが有効なのはハイブリッドが有効且つ走行距離の長い使い方。
それだけ乗るとなると、乗員側の快適性(疲れ難い)も長く乗るだけに重要なはずで
その意味であまり下の方の車へのハイブリッドパーツのコスト比率はかけないほうが良いと思う。
ディーラーやメンテの問題を除けば、ヴィッツハイブリッドを選ぶ意味は疑問。(2017/03/29 15:35)

スバルは何年か前にアニメでプロモーションやってましたよね。数分の短い物をYouTubeに上げておしまい、みたいな片手間ではなくて、割と真面目にやっててTVでも放送していたと思います。
トヨタのプロモーションはぶっ飛んでるのではなく、緻密なマーケティングの結果「ぶっ飛んでるように見えるプロモーション」をするのが一番投資効率がいいからそうしているだけのような白々しさを感じます。「君たちこういうのが好きなんでしょ。俺知ってるよ」みたいな感じというか…(2017/03/28 11:25)

突っ込みどころ満載!
トヨタのプロモーションがぶっ飛んでいるとは思えない。順当なキャラ立てだろう。おそらくメルセデスの手法からヒントを得たのではないか?もともとはAクラスの日本向けプロモーションが元祖だろう。
スバルのプロモーションは金をかけられない分、TV等のマスメディアではなく、ユーチューブ等で凝った面白いものをやっている。
Vitzのテールはアルファのパクリだと思えるが、マイナーチェンジでプレスを変えることはよくあることだ。
今になってヴィッツハイブリッドを出したのはあくまでも販売戦略上の判断であり、アクアだけでは戦えなくなってきたということだろう。
それにしても車のジャーナリストが未だにカタログ燃費があたかも絶対のように表現するのはいかがなものか?重量が0.9%重くなって燃費が9%も変わるという評価方法に問題があると思わないのだろうか?そもそもカタログ燃費はおまけの標記であって、ここまで絶対的な判断基準として数値を議論すること自体、素人だろう。
唯一改めて確認できたのはヴィッツの最上級グレードがJewelaになったこと。RSはないのね。
このクラスで今ヴィッツを買おうとは思わない。スイフトかデミオがお勧め。(2017/03/28 09:33)

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