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マツダの新技術を勝手に命名!「SKY楽TIV」

エンジンでハンドリングを向上させる

2016年5月10日(火)

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新技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」について説明する「藤原大明神」ことマツダ専務執行役員の藤原清志氏

 フェルディナント・ヤマグチ氏の人気コラム「走りながら考える」でお馴染みの「藤原大明神」ことマツダ専務執行役員の藤原清志氏が開口一番「今日の発表は地味ですから」と説明を始めた。マツダの新世代技術「SKYACTIV」の最新の成果の発表なのだが、まだ商品化の時期も、搭載車種も公開されていない段階で報道関係者に試乗させるというのは異例である。

 開発したマツダも、この技術をどうアピールするかについて思案しているようなのだ。というのも、「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」と呼ばれる今回の技術は、これまでのSKYACTIV技術のような新型エンジンや新型変速機、新開発ボディと違って実体がない。ハードウエアはそのまま、制御だけでクルマの走りを大幅に進化させるという技術なのだ。

 しかも興味深いことに、エンジンを制御することで動力性能を向上させるのではなく、クルマのハンドリング性能を向上させるという。その原理も、聞いてみればコロンブスの卵的な、非常に単純なもの。どうして今まで、世界の自動車エンジニアたちがこれに気づかなかったのか、どうして実現しなかったのかと思いたくなるような技術なのだ。

 その中身をお伝えする前に、この技術を搭載したクルマに今回は先に乗ってしまおう。試乗会の会場になったのは、栃木県にある部品メーカーのテストコースで、一般にも貸し出しされているものだ。マツダはこれまでにも販売店向けの研修などで使ってきたという。

あまり違いが分からない

 まず説明会場で、新技術の簡単な説明を受ける。ここでは技術の詳しい説明はなく、どちらかというと、マツダの操縦安定性に対する考え方をメインに説明される。その後、テストコースへ。最初に乗った試乗車は「アクセラ」だった。ハードウエアはなにも変えず、制御にだけ新技術を取り入れたものだ。1周数分程度の短い周回路を、時速30km以下の低速で走る。ここで、新技術の「あり」「なし」を、助手席に同乗するマツダのエンジニアがスイッチで切り替えてくれるのだが、この段階でははっきり言って、あまり違いが分からない。

ずらりと並ぶ試乗車。どれも新制御技術を搭載した試験車両である

 次に、砂利道を走行する。ここで少し「おや?」と思ったのが、ステアリングの切り始めが、なんとなく軽く感じることだ。1周数百m程度のコースを何周かしてみるが、やはりわずかにステアリングの切り始めが軽い感じがする。ただそれ以外は、正直にいって、あまり違いはよく分からなかった。砂利道でもボディがガタピシしない、アクセラのボディ剛性の高さに改めて感心した程度だ。

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「マツダの新技術を勝手に命名!「SKY楽TIV」」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師