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ホンダがモーターに本気、新製造ラインを見た

2016年8月30日(火)

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 ホンダといえばエンジンの会社、そういうイメージは強い。クルマ、2輪車はもちろんのこと、航空機、汎用エンジン、発電機、芝刈り機、耕うん機、家庭用コージェネレーションシステムまで、およそほとんどのホンダ製品には、何らかのエンジンが積まれている。例外は燃料電池車などごく一部だ。

 そのホンダが本気でモーターに取り組んでいる。もちろんホンダがモーターに取り組み始めたのは今に始まったことではない。ホンダの最初のハイブリッド車(HEV)である初代「インサイト」が発売されたのは1999年で、いまから17年前のことだ。初代インサイトには自社製モーターが積まれていて、これが、動力源としてモーターを内製し始めた最初の例となった。それから、さまざまなHEVや電気自動車(EV)に、ホンダは自社製モーターを搭載してきた。

3種類のシステムを展開

 ホンダは長らく「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」と呼ぶ比較的小型のモーターとエンジンを組み合わせるシステムを使ってきた。そのホンダが、新世代のハイブリッドシステムとして現在展開しているのが、モーターを1個使う比較的小型の車種向けの「SPORT HYBRID i-DCD」、モーターを2個使う中型車種向けの「同 i-MMD」、そして高級車や高級スポーツカー向けの「同 SH-AWD」の3つのハイブリッドシステムである。

 そしてこの3つのハイブリッドシステムは現在も進化中だ。アコードハイブリッドに次いで、i-MMDを積む第2弾の車種となったオデッセイハイブリッドは、この連載の第49回で紹介したように、アコードハイブリッドとは異なる新開発のモーターを搭載して、効率やトルクを向上させた。そして、2013年に発売した現行型「フィットハイブリッド」から搭載しているi-DCDも、9月に発売を予定する新型「フリードハイブリッド」では、重希土類金属を含まない新型モータを採用する。

新型モーターを採用した「オデッセイハイブリッド」のハイブリッドシステム(写真:ホンダ)

 こうした新型モーターの採用に併せて、製造ラインも増設する。i-DCD用の新型モーターの製造ラインを、鈴鹿製作所内で8月から稼働させたほか、i-MMD用の新型モーターの製造ラインも、この7月から11月にかけて、2本を増設し、合計3本にする。ホンダは投資にアクセルを踏み込んでいるのだ。

 こうしたモーターの生産能力増強の背景には、ホンダの電動車両戦略がある。同社は2030年をめどに、販売台数の2/3分をPHEV(プラグインハイブリッド車)、HEV、FCV(燃料電池車)、EVなどの電動車両にするという目標を掲げている。FCVの「クラリティ フューエルセル」のプラットフォームを活用した新型PHEVを2018年までに北米で投入し、その後主要モデルへPHEVを順次拡充していく計画だ。

 今回ホンダは、オデッセイハイブリッド用モーターのために新設した製造ラインと、新型フリードハイブリッド用に新設した製造ラインを、報道関係者に公開した。

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「ホンダがモーターに本気、新製造ラインを見た」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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