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アウディ車らしからぬ大胆デザインの「Q2」

Bセグと思えぬ質感と走り

2017年9月12日(火)

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アウディ ジャパンが2017年6月に発売した新型SUV「Q2」

 「型破る」というキャッチフレーズとともにアウディ ジャパンが2017年6月に発売した新型SUV(多目的スポーツ車)「Q2」は、そのうたい文句通り、これまでのアウディ車には見られなかった大胆なデザインを採用している。カラー樹脂パネルを貼り付けて色違いにしたリアピラーや、車体の側面に刻まれた幾何学的なプレスラインは、確かにこれまでのアウディのSUVに対する質実剛健なイメージを打ち破るものだ。

 このQ2について詳しく説明する前に、そもそもこのQ2が属するBセグメントのSUV市場について少し予習しておきたい。というのも、このBセグメントのSUV市場は、世界的に見ても一つのホットスポットになっているからだ。

 このコラムでもBセグメントとかCセグメントという言い方をつい使ってしまうのだが、この「セグメント」という言葉、なかなか難しい。きちんとした定義がないからだ。代表的な車種でいうと、Cセグメントでは独フォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフ」、国内ならマツダ「アクセラ」やスバル「インプレッサ」が代表的な車種だ。Bセグメントなら同じVWの「ポロ」、ホンダ「フィット」などがそれに当たる。Cセグメントなら、だいたい排気量1.5~2.0L程度で全長は4.3m程度、Bセグメントなら排気量は1.2~1.5L程度で、全長は4m程度、というのが最近の相場だ。

 ところが、クルマというのは全面改良を重ねるたびに車体は大きくなり、エンジンの排気量も増加するのが普通だ。この結果、セグメントの概念も変化していて、一昔前のCセグメントの車種の車体サイズは、いまのBセグメントくらいだった。例えば2017年8月にドイツでVWが発表した6代目となる新型ポロの全長は、およそ20年前に発売された4代目「ゴルフ」に近く、ホイールベース、全幅のサイズはむしろ大きい。

BセグSUVはデザイン志向

 話をSUVに戻すと、国内のSUV市場では、もともと日産自動車「エクストレイル」、マツダ「CX-5」、スバル「フォレスター」といったC~CDセグメント車が主流だった。ところが2010年に日産がBセグメントのSUV「ジューク」を発売すると、2011年にはSUVセグメントで販売台数1位のヒット商品になった。これをきっかけとして、ホンダが2013年に「ヴェゼル」、マツダが2015年に「CX-3」を発売するなど、各社が相次いでこの市場に参入した。特にヴェゼルは国内のSUV(軽自動車を除く)では、2014年から2016年まで3年連続で販売台数1位となるヒット車種となっている。

 日産ジュークの成功は、国内の完成車メーカーだけでなく、海外のメーカーにも刺激を与え、2010年以降、フランス・プジョーが「2008」、フランス・ルノーが「キャプチャー」といったBセグメントのSUVをこの市場に投入するきっかけになった。

 各社が販売するBセグメントのSUVの特徴は、いずれも上級車種のCセグメントのSUVを縮小したようなデザインとするのではなく、独自の個性を持たせていることだ。その流れを作ったのも日産のジュークで、SUVの下半身にクーペのような上半身を組み合わせたプロポーションやフェアレディZを思わせるブーメラン形状のテールランプなど、それまでのSUVのイメージを打ち破るデザインを採用したのが特徴だった。

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「アウディ車らしからぬ大胆デザインの「Q2」」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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