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完全自動運転の元年は“2021年”

フォード、BMW、ボルボが実用化目指す

2016年9月27日(火)

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2021年までに完全自動運転車を共同で開発すると発表したBMW、インテル、モービルアイの記者発表の様子(写真:BMW)

 ご覧になった方も多いと思うが、9月17日のNHKスペシャルで、自動運転のことを取り上げていた。これまでニュースなどで取り上げてはいたが、長時間の番組で正面から取り上げたのは今回が初めてではないか。ただ、現実は、あの番組よりもずっと先を行っていると感じる。そう思わせるニュースがこの半年ほどで立て続けに起きたからだ。そのニュースとは、世界の完成車メーカーや部品メーカーが、わずか5年後に、人間の運転が不要なクルマの実用化を目指すと表明したことである。

BMWはインテル、モービルアイと協力

 完成車メーカーでは、ドイツBMWや米フォード・モーター、スウェーデン・ボルボなどがこの6月から8月にかけて、完全自動運転車の2021年ごろの商用化を目指すと表明した。口火を切ったのはBMWだ。2016年6月に、米インテル、イスラエル・モービルアイと共同で、自動運転車の開発に共同で取り組み、2021年までに「完全自動運転車」(レベル4)の量産を目指すと発表したのだ。モービルアイは、先に紹介したNHKの番組でも取り上げていた、運転支援システム用半導体の大手企業である。

 BMWが2021年までに量産を目指しているのは「iNEXT」と呼ぶ完全自動運転車で、高速道路だけでなく、市街地での自動走行も可能な、ライドシェアリングサービス向けの車両だ。最終的には「無人運転」(レベル5)の実現を目指している。

 一方フォードも2016年8月に、ライドシェア向けの完全自動運転車の量産を2021年に始めると発表した。同社が目指しているのは、ハンドル、ブレーキ、アクセルのない自動運転車で、決められたエリア、決められたルートでのライドシェア向けに量産すること。このために、関連のベンチャー企業4社に投資するほか、シリコンバレーの開発拠点で、研究開発の人員を倍増するほか、2016年内に自動運転の実験車両を3倍の30台に増やす。

2021年に完全自動運転車の量産を表明したフォードの実験車両(写真:フォード・モーター)

コメント4件コメント/レビュー

 地域限定商用車が先で、市販車は後、というのは、予想はしていたが辛い現実(私は一日も早く自動運転車が欲しい)。
 商用車で「ハンドルの無いレベル5」を目指すのも良いが、市販で「ハンドルあり、高速道路と1~2桁国道は自動、それ以外は人が運転して学習してOKになった所だけ自動」みたいな車を早く作ってほしい。(2016/10/06 10:23)

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「完全自動運転の元年は“2021年”」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 地域限定商用車が先で、市販車は後、というのは、予想はしていたが辛い現実(私は一日も早く自動運転車が欲しい)。
 商用車で「ハンドルの無いレベル5」を目指すのも良いが、市販で「ハンドルあり、高速道路と1~2桁国道は自動、それ以外は人が運転して学習してOKになった所だけ自動」みたいな車を早く作ってほしい。(2016/10/06 10:23)

「自動車」って誰が訳したのだろう。現代を見越していたかのようで翻訳者は凄い。類似語に「自転車」があり、こちらは手漕ぎ足漕ぎの文字通り自転車に相違ないが、電動だ変速機能の装備その進化の歴史を考えると自動車のそれとは異なる。自転車から運転者の人間が消えちまって AI 時代の寵児ロボットが取って代わって走る自転車にでもなったら自動車のそれとは大違いの気持の悪いモノになるか。問題は現に〝無人”の自動車(や自転車も?)が存在するという事、その先にある運用ルール・規範の創成だ。其処までは思い至らなかったと云うような事では相済まされまい。無人で走る「自動車」の性能というか能力というかの自動運転のレベル分けで道路交通法に即した安心安全な民の生活を守りたいと考える御仁も既においでだ。流石法治国家の日本だとその見識は選択肢の一つとしよう。が、これは思考のプロセスに現行の情況、交通ルール等々が竹林の根のように跋扈として抜き難いものになっている所為にほかならない。全 AI 車運転の元年は2021 年に置くと決めたらそれに即した交通ルールを初めとした関連法規も亦リニューアル乃至イノベーションでない、全き創意創生こそが全 AI 車(無人運転自動車)社会の創出になると考えるが如何。(2016/09/27 15:09)

クルマの運転が好きなので今はお世話になりませんが、将来認知症になってもクルマで移動する自由を手放さずに済むなら、期待したいと思っています。(2016/09/27 12:31)

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