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モーターショーで自動運転の未来を垣間見る

クルマが歩行者と「対話」する

2015年11月10日(火)

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ホンダの新型「NSX」(上)とマツダの「RX-VISION」

 11月8日に閉幕した第44回東京モーターショー、読者の皆さんは足を運ばれただろうか。リーマン・ショック直後に開催された2009年は、欧米メーカーがほとんど出展しない閑散とした会場が、まだ記憶に新しい。そして、2011年に幕張メッセから東京ビッグサイトに会場を移したときも、東日本大震災の約半年後ということも影響してか、巨大な会場を擁する北京、上海のモーターショーと比べていかにもこじんまりとした印象で、アジアを代表するモーターショーから、日本という一地方のモーターショーに成り下がってしまったような寂しさを感じたものだ。

 しかし今回の東京モーターショーは、日本の完成車メーカーの業績が好調なこともあり、各社とも多様な新型車やコンセプトカーを展示して、かなり勢いを取り戻してきた感じを受けた。一般公開前のプレスデーには、海外からのプレス関係者も多く来場していて、なかでも中国をはじめ、インドや東南アジアなど、アジア地域からのプレス関係者の姿が目立った。

 そして肝心の中身だが、今回のモーターショーのトピックの1つはスポーツカーの新型車だろう。ホンダが2016年の発売を予定する新型「NSX」については、次回のこのコラムで詳しく取り上げる予定だが、マツダの「RX-VISION」も、マツダがロータリーエンジンの灯を絶やさない決意を示したコンセプトカーとして今後が楽しみなモデルだ。

自動運転の未来を見据える

 もう1つ、今回のモーターショーのトピックを挙げれば、自動運転関連の展示が目立ったことだろう。中でも、筆者が最も熱心に見たのは、日産自動車のコンセプトカー「IDS Concept」である。日産ブースの最も目立つステージに置かれていたから、目を留めた来場者も多かったのではないだろうか。多くの日本の完成車メーカーが、自動運転を、あくまでも「人間が安心して快適に運転できるようにサポートする技術」と位置づけているのに対し、日産はその先の「完全自動運転」を目指していることを公言している、現在のところ唯一の日本のメーカーである。

日産自動車の「IDS Concept」。手動運転モードと自動運転モードで内装がガラリと変わるのが特徴だ

コメント2件コメント/レビュー

いつか、ロータリーエンジンの未来について解説して頂けるとありがたく思います。(2015/11/10 12:21)

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「モーターショーで自動運転の未来を垣間見る」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

いつか、ロータリーエンジンの未来について解説して頂けるとありがたく思います。(2015/11/10 12:21)

筆者はメルセデスベンツのレーダーセイフティーシステムをご存知か?また実際に使ったことはあるのか。一度、1日借りて体験してみてはどうか、筆者の指摘するレベル2の問題点は殆どが解決していることに気づくだろう。日本車もレクサス最上級では同じようなシステムだが、殆どの日本車はセンサーを割り切っている。前方を認識する手段として、レーダーとステレオカメラは両方必要だし、コーナー4箇所も超音波では不足で、レーダーで検出すべきだ。また、ハンドルを廻さなくても、1輪にブレーキを掛けて姿勢制御することは実用化されている。また日産のようにステアバイワイヤにすれば、ご指摘の問題は皆無だ。また、車が危険を認識している不安となるが、使って見ればそのような事は一切心配無用であることが分かる。車との信頼関係はちょい乗りでは生まれない。横断歩道で歩行者が車を見てくれているとのは過信ですよ。交通安全協会のシミュレーターを体験してみるが良い。いきなり渡ってくることもある。この場合も、人を認識して動きを検出し、減速するという基本動作をレベル2でもちゃんとやってくれますよ。安全運転は基本に忠実にやるべきですね。(2015/11/10 11:25)

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