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普通になった新型リーフの普通じゃないところ

高い乗り心地と操安性のバランス

2017年12月5日(火)

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日産自動車が2017年10月に発売した電気自動車(EV)の新型「リーフ」

 日産自動車の初代「リーフ」のデザインが、筆者はそんなに嫌いではなかった。うねるような曲面で構成された外板パネルの形状は生き物のようで、環境にいいクルマというコンセプトに合っていたし、ボンネットの上にちょっと飛び出した形状の大きなヘッドランプも、カエルの目みたいで愛嬌があると感じていた。

初代「リーフ」。個性的な形状のヘッドランプを備えていた(写真:日産自動車)

 だが、こういう見方は多数派ではなかったらしい。どうも初代リーフのデザインは、あまり評判が良くなかったようなのだ。筆者がある日産関係者に「本当に評判悪かったんですか?」と尋ねても「いやー、あれは良くなかったですね」としみじみ語っていたから、日産の社内では共通認識だったのだろう。

 電気自動車(EV)のデザインというのは難しい。2010年12月に、日産がEV専用車としては世界初の量産EVとして初代リーフを発売したとき、筆者は悪いデザインではないけれど、「せっかくのEVなのだから、もっとエンジン車との違いを強調するデザインにすればいいのに」とは思っていた。というのも当時、三菱自動車から軽自動車の「i」をベースにしたEVの「i-MiEV」がすでに発売されており、このi-MiEVのデザインがボンネットのない非常に斬新なものだったからだ。あまりにもその印象が強いものだから、ベース車のiの印象がかき消され、ガソリン車のiを見てもEVだと思ってしまうという消費者もいたという。

三菱自動車のEV「i-MiEV」。ボンネットのないユニークなデザインが特徴(写真:三菱自動車)

 iのデザインが一般の消費者から見ても非常に印象的だったので、それによって当時は「EVといえば三菱自動車」というイメージが強かった。このイメージを覆して「EVといえば日産」とイメージを消費者に植え付けるのに、当時の日産はかなり苦労していたという話も聞いている。

コメント15件コメント/レビュー

i-Mievが「リーフへの批判の対策を批判したに近い。矛盾」というコメントがあったので補足すると、そもそも、金持ちは、維持費が安いという理由等で軽自動車に乗らないと思う。遠乗りをしない前提で、車重も軽い軽自動車を選択し、充電は深夜電力を使って寝ている間に行うというコンセプトが、リーフよりも理にかなっていると思うだけであり、海外仕様では、日本の軽自動車の規格外で展開していた現実もある。
発売当初、補助金が百万以上あったとはいえ、400万もする軽自動車を、一般庶民が到底買えるはずも無いので、中途半端だと表現したまでである。
マイナーチェンジにおいて、コスト削減(?)で、アルミホイールを止めたりしたが、電力消費を抑える為のLEDヘッドライトやヒートポンプ式のエアコン、シートヒーターをオプションにすると割高になるので標準装備にしていて、最終モデルでも200万を超える価格設定は、軽自動車では最も高価なグレードに分類されると思う。しかし、割高な軽自動車をあえて選択する物好きな金持ちは、ほとんどいないのも当然ではなかろうか。i-Mievの場合、満充電状態でも、ガソリン車の燃料警告灯が最初から点灯している状態に近いので、高い金を出してまで、わざわざEVを選ぶ理由にはなりえないのだと思う。(2017/12/11 21:47)

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「普通になった新型リーフの普通じゃないところ」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

i-Mievが「リーフへの批判の対策を批判したに近い。矛盾」というコメントがあったので補足すると、そもそも、金持ちは、維持費が安いという理由等で軽自動車に乗らないと思う。遠乗りをしない前提で、車重も軽い軽自動車を選択し、充電は深夜電力を使って寝ている間に行うというコンセプトが、リーフよりも理にかなっていると思うだけであり、海外仕様では、日本の軽自動車の規格外で展開していた現実もある。
発売当初、補助金が百万以上あったとはいえ、400万もする軽自動車を、一般庶民が到底買えるはずも無いので、中途半端だと表現したまでである。
マイナーチェンジにおいて、コスト削減(?)で、アルミホイールを止めたりしたが、電力消費を抑える為のLEDヘッドライトやヒートポンプ式のエアコン、シートヒーターをオプションにすると割高になるので標準装備にしていて、最終モデルでも200万を超える価格設定は、軽自動車では最も高価なグレードに分類されると思う。しかし、割高な軽自動車をあえて選択する物好きな金持ちは、ほとんどいないのも当然ではなかろうか。i-Mievの場合、満充電状態でも、ガソリン車の燃料警告灯が最初から点灯している状態に近いので、高い金を出してまで、わざわざEVを選ぶ理由にはなりえないのだと思う。(2017/12/11 21:47)

(2017/12/05 23:27)へ

リーフへの
>価格は高級車より安いが、車体がリッターカーレベルで、アンバランス感が半端ない。

これは同感、いくら普及させたいからと言っても価格なりのバランスが必要。

i-Mievへの
>軽自動車にしては高級すぎる仕様で、リア駆動や装備にこだわって割高感も半端ないので、金持ちのセカンドカーレベルである。

これはリーフへの批判の対策を批判したに近い。矛盾っぽいよ。

軽自動車で作らず普通車でやれと?
こっちでは安車作れと?安くするとホンとEVだと航続距離がなくなってしまう。
金持ちのセカンドカーが狙いとしても正解なんじゃね?
航続距離が短い事は、短距離利用の軽自動車と相性は良いだろう。
三菱のもつ車体の中でベース車をiにしたのは概ね正解だろう。(2017/12/08 22:00)

旧リーフを1週間借りて乗ったことがあります。モーターの走りはそりゃーもう気持ちが良かったです。航続距離を考えなければ、EVはとても気持よく走れる車です。で、やはり、各位指摘のように充電と航続距離が問題ですね。近場を乗るお買い物用であれば、リーフサイズは必要なく、遠出をしたいからリーフサイズが必要で、すると充電と距離が、、というジレンマですかね。(2017/12/06 10:51)

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