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あなたの部署はどれだけ失敗できる部署ですか

エイミー・エドモンドソン教授に聞く

2015年10月8日(木)

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(c)Evgenia Eliseeva/Harvard Business School

エイミー・エドモンドソン Amy Edmondson
ハーバードビジネススクール教授。専門はリーダーシップと経営管理。同校のMBAプログラム及びエグゼクティブプログラムにてリーダーシップ、チームワーク、イノベーションなどを教えている。2013年、Thinkers50「世界で最も影響力のあるビジネス思想家50人」で第15位にランクインした。多数の受賞歴があり2006年にはカミングス賞(米国経営学会)、2004年にはアクセンチュア賞を受賞。世界各国で講演やコンサルティングも行っている。近著に『チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ』(英治出版)。2016年には最新刊"Building the Future"(Berrett-Koehler, 2016)を出版予定。


 2013年、Thinkers50「世界で最も影響力のあるビジネス思想家50人」の1人に選出されたエイミー・エドモンドソン教授。「チーミング」という新しい働き方を提案し、グローバル企業の組織戦略に大きな影響を与えた、ハーバードビジネススクールを代表する女性教授だ。エドモンドソン教授が伝えているのは、同じ大企業の中でも部署によって働き方を変える必要があるということ。もちろん、失敗してよい数も部署によって違ってくる。

 チーミングとは何か。なぜ仕事の内容によって働き方を変えなくてはならないのか。エドモンドソン教授にうかがった。

(2015年6月24日、インタビュー)

新しい働き方「チーミング」とは何か

佐藤:著書「チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ」では、「チーミング」(Teaming=チームで働く)という新しい働き方を紹介しています。トップダウンの指揮系統で動くピラミッド型組織とチームの相互依存で動くフラット型組織。この2つの違いは何ですか。

エドモンドソン:ピラミッド型組織とフラット型組織では大きな違いがあります。私はこれまで組織を研究する中で、組織構造に柔軟性がなかったために部門間で連携がとれず、仕事がうまくいかなかったという事例を数多く目にしてきました。

 トップダウンの指揮系統で成り立っている組織は、基本、縦割りの階層構造となっています。こうした組織は工場などでルーティンワーク(手順が決まりきった作業)を進めるのには大きな威力を発揮します。仕事はどんどん細分化され、一番下の階層にいる社員は上から指示された仕事を確実にやりとげることが求められます。

 ところが、今は決まった仕事だけをやっていればよい時代ではありません。刻一刻と変化し、先が見通せない中で、新しい働き方が必要になってきました。「変化に柔軟に対応できる組織とはどんな組織か」と模索してきた中で生まれたのが、チーミング(チームで働くこと)をもとにしたフラットな組織です。チーミングとは、部門、業種、職位を超えてチームをつくり、お互いに協力することによって、1つのプロジェクトをなしとげることです。

佐藤智恵(聞き手)
1970年兵庫県生まれ。1992年東京大学教養学部卒業後、NHK入局。報道番組や音楽番組のディレクターとして7年間勤務した後、退局。2001年米コロンビア大学経営大学院卒業(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、外資系テレビ局などを経て、2012年、作家/コンサルタントとして独立。2004年よりコロンビア大学経営大学院の入学面接官。近年はテレビ番組のコメンテーターも務めている。主な著書に「世界最高MBAの授業」(東洋経済新報社)、「世界のエリートの「失敗力」」(PHPビジネス新書)、「ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか」(日経BP社) ウェブサイトはこちら

佐藤:不確実性の時代を生き抜く中で、組織が達成するべき目標も変わりつつある、とのことですが、具体的にはどのように変わってきたのでしょうか。

 エドモンドソン:大量生産の時代であれば、効率をひたすら追い求めればよかったのですが、今はそれだけでは生き残れません。ビジネス環境も技術もどんどん進化していく中で、組織自体が学習して変わらなくては、成長できなくなったのです。しかしこれは大変難しいことです。社員の考え方、組織のダイナミズム、組織構造を変えるのは並大抵のことではありません。

 組織学習は意識して努力しないとできないことです。ルーティンワークの延長上ではできません。それを正しく導くリーダーも必要となってきます。

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「あなたの部署はどれだけ失敗できる部署ですか」の著者

佐藤 智恵

佐藤 智恵(さとう・ちえ)

作家/コラムニスト/コンサルタント

1992年東京大学教養学部卒。NHKにて番組ディレクターを務めた後、2000年1月米コロンビア大学経営大学院留学、翌年5月MBA取得。ボストンコンサルティング、外資系テレビ局などを経て2012年独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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