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パートがいつ来てもいつ帰ってもいいエビ工場

作業効率が上がり品質もアップ、一挙両得の働き方改革

2018年2月6日(火)

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 自分の好きな時間に出勤し、自分が帰りたい時間に退勤する。こんな超が付くほど自由な働き方ができる会社がとりわけ女性に大人気だ。人手不足による採用難に頭を悩ます経営者が多いなか、この4年間で採用コストはゼロ。「いつでも気兼ねなく休める」会社にすることで、モラルが低下するどころか、商品の質はかえって上がったという。

 画期的とも言える究極の自由な働き方について見てみよう。

無駄な動きや私語がなく、黙々と作業を進めていくパート(写真/宮田昌彦)

 介護と仕事の両立は容易ではない。突発的なことで急きょ仕事を休まざるを得ないことがある。たびたび休んだり早退したりすることで、同僚に負い目を感じることもあるかもしれない。

 そうした働く側の時間的、精神的ストレスを軽減する画期的な働き方がある。それを実践しているのが、大阪府茨木市のパプアニューギニア海産だ。

 同社は、パプアニューギニアから輸入した冷凍の天然エビを加工し、自然食料品店やレストランなどに卸すほか、通信販売を手掛けている。

 冷凍のエビを解凍、加工後に再凍結するという作業手順だが、数カ月は保存が利くので月単位で作って在庫しておく。1日のエビの解凍量は出勤するパートの人数で調節。パートの仕事はエビの殻をむく、背ワタを抜く、包丁で切るなどの軽作業が中心だ。

いつ来るかはパート次第

 16人いるパートを対象にした勤務体系はかなりユニーク。パートは自分の都合のいい日に出社して、都合のいい時間だけ働く。週や月の出勤日数の定めもなく、シフト表もない。いつ来ようが休もうが自由。事前に連絡する必要はなく、理由を聞かれることもない──。

 自分の都合に合わせて仕事ができるのは、パートにとってメリットは多い。ただ、企業側からすれば、その日になってみないとパートが何人来るか分からない。こんな勤務体系が成り立つのかと疑問に思う人も多いはずだ。

 同社ではこの独自の勤務制度を「フリースケジュール」と呼んでおり、2013年から段階的に導入した。以前は一般的な会社と同じように出勤する曜日は決まっていて、欠勤や遅刻、早退をするときは書類を提出してもらい、厳しくチェックしていた。しかしパートの定着率は低く、人間関係もギスギスしていたという。

コメント5件コメント/レビュー

客商売では、客も勝手に自由に来るので、工場のようにはいきませんが、だからと言って管理強化は答えにならないという点は非常に参考になります。(2018/02/07 01:42)

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「パートがいつ来てもいつ帰ってもいいエビ工場」の著者

荻島 央江

荻島 央江(おぎしま・ひさえ)

フリーランスライター

2002年からフリーランスライターとして活動。現在は「日経トップリーダー」や「日経メディカルオンライン」などに執筆。著名経営者へのインタビューや中小企業のルポを得意とする。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

客商売では、客も勝手に自由に来るので、工場のようにはいきませんが、だからと言って管理強化は答えにならないという点は非常に参考になります。(2018/02/07 01:42)

とても良い取り組みだと思います!(2018/02/06 15:17)

子育てとの両立で悩んでいる自分にとっては夢のような働き方。(2018/02/06 11:01)

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石橋 未来 大和総研政策調査部研究員