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逆境から生まれた日本酒の大ヒット「獺祭」

旭酒造会長、桜井博志の反骨心(前編)

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2017年2月10日(金)

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いまや国内の日本酒好きで知らない人はまずいないであろう「獺祭」。山口県の酒蔵、旭酒造の大ヒット商品だ。実は、この商品が生まれる前、会社は地方の「負け組」の酒蔵にすぎず、業績不振で瀕死の状態だった。なぜ逆境を克服し、押しも押されぬ酒造メーカーに育て上げることができたのか。2回に分けて生みの親である桜井博志会長の人物像に迫る。(文中敬称略)

 山口県岩国市の山あいにある旭酒造の本社で会った桜井博志は、米国から帰国して5日目だった。「まだ時差の調整ができていない」と口にしつつも、翌週にはヨーロッパに出かけるという。

さくらい・ひろし
1950年山口県周東町(現岩国市)生まれ。73年松山商科大学(現松山大学)卒業。西宮酒造(現日本盛)を経て、76年旭酒造に入社するも父と対立して退社。84年再度入社し社長に就任。90年頃から、「獺祭」のブランド名で純米大吟醸酒を販売。2000年から海外展開を始め、現在約20カ国で販売中。16年9月会長に就任(写真:森本勝義、以下同)

 同社は、積極的に海外進出をしている日本酒メーカーだ。生産している「獺祭」は、米と米こうじのみを原料とし、低温でじっくり発酵させた純米大吟醸酒。この区分では、国内トップクラスの売り上げで、海外の販売先も欧米を中心に20カ国を数える。「市場としては米国が大きいが、食ではやはりフランスの存在感が大きい。そこに日本酒の文化を根付かせるために、店舗を併設したレストランをオープンする準備を進めている」と桜井は話す。

 海外展開はあくまで「ビジネス」だ。「『売れるまでやめない』という強固な意思をもって、ここまで続けてきた。販売不振を理由に、英国では卸売り先を変えたし、フランスでも取引を中止したケースがある」。こうした意思の強さは、逆境と失敗の連続であった桜井のビジネス人生で培われたものだと言っていい。

3代目候補が父と対立して一度退社

 酒蔵の3代目として生まれた桜井は、大学卒業後、大手酒造メーカーで修業し、1976年に父が社長を務める旭酒造に入社した。ここまでは順調だったが、数年で経営方針をめぐって父と対立し、「明日から出てくるな」と言われて退社。石材の卸会社を始めたという経緯がある。

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