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デイサービスで拠点数トップ。売上高伸び率15%企業の強さとは?

伸びる会社に学ぶ「唯我独尊」経営(後編)

  • 日経トップリーダー編集部

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2015年10月5日(月)

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日経トップリーダーは2015年10月号の特集記事で、中堅上場企業に絞ったランキング調査を実施し、好業績の企業について、その強さの秘密を取材した(調査概要は本記事末尾を参照)。この特集に関連し、上位にランクインした2社を紹介する。後編の今回は、介護サービスを手掛けるツクイ。高齢者を日中預かるデイサービスに強い。津久井宏社長に「唯我独尊」経営で増収を続ける理由を聞いた。

時価総額500億円未満で、10期連続増収の東証1部上場企業のうち、売上高の平均伸び率で6位にランクインしました。伸び率は15%と高水準を保っています。特に、高齢者を日中預かる介護サービスのデイサービスでは拠点数が432(2015年6月末現在)で、直営では国内トップですね。

津久井:早くからデイサービスの経験を積んできたことが大きいと思います。2000年に介護保険制度が始まる時には、既にデイサービスの利点を把握していました。だから、事業をデイサービスにある程度絞り込んで、スタートダッシュをかけることができたのです。

津久井宏(つくい・ひろし)氏。1965年神奈川県生まれ。日本社会事業大学研究科卒。89年社会福祉法人ひまわり福祉会入職。92年ツクイ入社。福祉事業部営業部長、常務、専務、副社長を経て、父で創業者の津久井督六氏(現・名誉会長)の後を継いで2012年に社長に就任した(写真:菊池一郎、以下同)

デイサービスは質の維持・向上に適している

 当社はもともと私の父、津久井督六(現・名誉会長)が立ち上げた会社です。最初は土木建築がメーンでしたが、祖母(督六名誉会長の母)が認知症になり、父が介護に関わったことをきっかけに介護事業をスタートしました。まだ介護保険制度がスタートする前のことです。

 1998年に金沢市からの委託を受け、デイサービス事業を始めました。続けていくうちに、このサービスは事業者側と利用者側双方にとってメリットがあることが分かりました。

 事業者側からすると、ヘルパーの心理的な負担を軽減できる利点があります。利用者の自宅に出向いてサービスを提供する訪問介護は、原則としてヘルパーが1人で対応します。しかし、経験の浅いヘルパーにとって、1人で利用者の家を訪れてサービスを提供するのは心理的なハードルが高い。しかも、介護サービスを提供している様子を現場でチェックする上司や先輩は普段いませんから、サービスの質の維持・向上は簡単ではありません。

 一方、一定以上のスペースを確保した事業所を構えて利用者を日中預かるデイサービスは、1つの拠点に複数のヘルパーや看護職員がいるので、連携すればフォローすることができます。スキルアップのための情報共有や新人教育もしやすいんですね。この利点は、業界内でヘルパーの人手不足が深刻と言われる中、今でも採用でプラスに働いています。

介護サービスの種類によってヘルパーの働き方に違いがあるわけですね。

津久井:デイサービスは1つの拠点での成功事例をほかの拠点に横展開するなど、サービスの質を維持・向上させる工夫がしやすい。そこで、介護保険制度開始後は、ある程度デイサービスに絞って、各地で複数の拠点を積極的にドミナント展開しました。

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