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定理は不変だが「数学」は変わる

数学二四変化@数研出版(1)

2015年8月6日(木)

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 何度も何度も繰り返し繰り返し書いてきたことだが、ボクが高校生だった頃と今とでは、高校の教科書は様変わりしている。きれいだし面白いし、新しい。もしも今ボクが高校生なら、すべての教科書を完全に読破し、理解するに違いない。もう高校生に戻ることがないのでそんな風に勝手なことを言いたくなるが、とある教科に関しては、きれいになってはいるが斬新さが感じられないと思っていた。そのとある教科とは、数学である。

 もちろん高校の数学で教える内容が、40年やそこらで変わってもらっては困る。「あ、その加法定理は20世紀の加法定理ですね。21世紀は違います。オジサン古いですよ」なんてことがあっては断じてならない。裏を返すと、普遍的な数学の教科書をつくっている会社は、前例の踏襲を重ねるのみで、それほど努力をせずに来たのではないか。

「…と、いう仮説を立てて、今日はいらしたということですね」

 専務取締役編集局長・橋本和夫さんの眼鏡の奥が鋭い光を放つ。

「その仮説は、正しくありません」

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

何が違う? 24種類の「数学」

「数学の教科書もしっかり進化しています」。橋本和夫編集局長の眼光に圧倒される一行である。

 申し遅れました。今回は、数研出版にお邪魔しております。同社のサイトから引用すると「1980年、初めて数学・教科書の採用が全国でトップシェアになりました。その後1986年から20年間、現在に至るまでその地位を明け渡したことはありません」という、堂々の数学教科書会社である。

 高校の数学には現在、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、それから数学A、数学Bがある。ということは、数研出版は高校向けに5種類の数学の教科書をつくっているかというと、そうではない。

「24種類です」

 内訳は以下の通り。

  • 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B。
  • 高等学校数学Ⅰ、高等学校数学Ⅱ、高等学校数学Ⅲ、高等学校数学A、高等学校数学B。
  • 新編数学Ⅰ、新編数学Ⅱ、新編数学Ⅲ、新編数学A、新編数学B。
  • 最新数学Ⅰ、最新数学Ⅱ、最新数学Ⅲ、最新数学A、最新数学B。
  • 新高校の数学Ⅰ、新高校の数学Ⅱ、新高校の数学A、新高校の数学B。

 一体、何が違うのか。

多様なる数学の教科書たち。「数学Ⅰ」だけでもこのラインナップがズラリ。

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「定理は不変だが「数学」は変わる」の著者

成毛 眞

成毛 眞(なるけ・まこと)

成毛探偵社代表

1955年生まれ。書評サイトHONZ代表、インスパイア取締役ファウンダー、スルガ銀行社外取締役、早稲田大学ビジネススクール客員教授、元マイクロソフト社長。2014年、成毛探偵社代表に就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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