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戦後初の新必修「情報」参上

情報教科書生誕@実教出版(1)

2015年9月18日(金)

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 教科書を追ってきた。英語の話も聞いたし数学の話も聞いたし、日本史の話も美術の話も聞いてきた。ほぼ網羅したと言っても過言ではないのではないか。

「いや、過言です」

 S巻が詰め寄ってくる。

「今の高校生は、我々が高校生の頃にはなかった科目も勉強しています」

 そこまで言われればピンと来る。「情報」だ。ここで、「あ、パソコン教室みたいなアレね」と思うのは早計だ。

走りながら作る

「確かにExcelで表作りといったものもありますが、情報の信憑性とか著作権の取り扱い、情報社会におけるモラルや倫理の要素が半分くらいを占めています。それから、理想と現実の間のギャップを効率よく解決するため、『情報の科学』ではデータベースやシミュレーションによる問題解決、『社会と情報』ではブレーンストーミングの形成法なども扱っています」

実教出版・第一編修部第三課の立花充さん。「情報」のお話、よろしくお願いします。

 …といったことを、我々成毛探偵社は実教出版で、第一編修部第三課の立花充さんに教えていただいている。実教出版は高校の教科書のほか、大学や専門学校向けのテキストなどを手がけている出版社だ。

「ちょうど改訂の作業中で、『白表紙』と呼ばれる検定用のものを文部科学省へ提出したばかりです」

 お忙しいときにすみません。たしか高校の教科書は、改訂→検定→採択→使用と、4年サイクルで作られているはず。

「そうです。ただ当初は情報に限っては、2年ごとに改訂を行える仕組みがありました」

 その理由は、2003年に高校の必修科目となったばかりで、科目としても教科書としても、まだ型ができていなかったから。走りながら作られてきたのが情報なのである。

『情報の科学』ではデータベースやシミュレーションによる問題解決、『社会と情報』ではブレーンストーミングなども扱われています。

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「戦後初の新必修「情報」参上」の著者

成毛 眞

成毛 眞(なるけ・まこと)

成毛探偵社代表

1955年生まれ。書評サイトHONZ代表、インスパイア取締役ファウンダー、スルガ銀行社外取締役、早稲田大学ビジネススクール客員教授、元マイクロソフト社長。2014年、成毛探偵社代表に就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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