• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「タイ産の日本米」がバンコクで人気に

  • 三田村 蕗子

バックナンバー

2015年7月2日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 バンコクにはいま、約2000店の日本食レストランが営業している。

 寿司に焼き肉、天ぷら、とんかつ、しゃぶしゃぶ、懐石料理。もはや、「ない日本料理はない」といってもいいほどの充実ぶりだ。

バンコクでも高感度な店が集まる一帯にオープンした「北大路」。タイでもトップクラスの日本料理の店だけに外観、インテリアともに高級感が満ちている。

 だが。どんな看板を掲げ、どんな料理をメインに提供しようとも、絶対にはずせないメニューがひとつある。

 白いご飯だ。これは、ラーメンやうどんなど麺料理の店においても同様である。

 では、こうした店で提供しているご飯は、

  1. 日本から輸出した日本米
  2. タイで作っているタイ米

 の、どちらだと思われるだろうか?

 正解は、1、2のどちらでもない。タイで栽培している日本米だ。

 タイを始め東南アジアでは、粒が長く粘り気が少ないインディカ米を栽培・食用している。だが、このお米は炊くとパサパサとしていて、ピラフやカレーにはよく合うものの、寿司のシャリや丼料理との相性はいまひとつ。日本料理にはやはり、粒が小さく、形は円形に近く、炊くと独特の粘りとつやが出るジャポニカ米が欠かせない。

日本人の来店が多いスーパーマーケットの日本米売り場。タイ産と日本から輸入した日本米が並び、選択肢は多い

 タイでは、日本から輸入した日本米を使用すると高くつく。米の輸出大国であるタイは輸入米に高い関税をかけているからだ。バンコクのスーパーで販売されている日本産のあきたこまちの価格は1kgあたり約160バーツ(約600円)。一方、タイで栽培された日本米なら1kgあたり約75バーツ(約280円)。日本産の半値以下で手に入る。ちなみに、タイ米は1kgあたり約35バーツ(約130円)と格安だ。

 品質はどうか。タイで日本米栽培の研究が始まったのは1960年代。80年代に入ると、実際の栽培がスタートし、92年にはタイ農業省米局があきたこまち、ササニシキの2品種の栽培を奨励した。コシヒカリの名前がそこにないのは、タイの土地ではどうやってもうまく育成できなかったため。品種により向き不向きがあるのである。

コメント0

「バンコク繁盛記」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック