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「ベンツはもう、誰でも持ってるでしょ?」

タイのVIPカー市場に斬り込んだあのメーカー

2015年9月8日(火)

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日産ティアナをベースにしたクラシカルデザインの高級セダン「ガリュー」。ターゲットはタイの富裕層だ。

 どこでもいいので、バンコクの中心部にあるちょっと高級な商業施設に車で乗りつけてみよう。

 スタッフが現れ、駐車場へと車を誘導してくれるはずだ。

 だが、誰もが同じ場所に駐車できるわけではない。

 高級車は専用のVIP車ゾーンへ、そうでない車はその他のゾーンへ。車のランクによって容赦なく振り分けられる。タイは厳然たる階級社会であると同時に、見た目で判断される社会だ。金持ちは金持ちらしい格好をし、ブランド品を身につけ、高い車に乗る。そして快適な待遇を得る。

重要人物のカンバンとしての自動車

 自分の「カンバン」として、威力抜群なのはなんといっても高級車だ。渋滞では道を譲られ、空港の駐車場が「満車」表示で入れない場合でも、別のスペースに案内され、難なく停められることも多い。具体的に言えば、ベンツ、BMW、ポルシェ、フェラーリ。こうした車なら、まず間違いなくVIP車として扱われる。

 この華やかな顔ぶれに食い込み、タイの富裕層の支持を着々と獲得している日本車がある。日本で十番目に生まれた自動車メーカー、光岡自動車だ。主に日産の市販車をベースにカスタマイズした車両を販売する光岡自動車は、ここタイでは3つの車種を販売している。2人乗りオープンカーの「ヒミコ」、クラシック型セダンの「ガリュー」、コンパクトセダンの「ビュート」。それぞれ独特のデザインで、存在感は抜群だ。

2015年8月、富裕層の子弟が多く通うバンコク大学で、光岡自動車は車の展示イベントを開催。車をバックに自撮りする学生が続出した。

 ミツオカモータータイランドのゼネラルマネジャー・平野葉流架氏は言う。

 「タイはヨーロッパの文化が入っているためか、クラシックカーに対して拒絶反応がないんですね。注目されたいという意識も強く、見るからにクラシックな車が売れる。『人目を引きすぎると恥ずかしい』という日本人とは対称的です」

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「「ベンツはもう、誰でも持ってるでしょ?」」の著者

三田村 蕗子

三田村 蕗子(みたむら ふきこ)

フリーライター

福岡生まれ。津田塾大学学芸学部卒業。出版社勤務後、フリーライターに。ビジネス誌、経済誌、流通専門誌などで活躍中。2014年末から活動拠点をアジアのハブであるバンコクに移した。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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