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ホンダが2モーターHEVを大幅刷新

コスト下げてトヨタを猛追

  • 清水 直茂=日経Automotive

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2016年3月30日(水)

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ホンダの新ハイブリッド機構。左側が排気量2.0Lの4気筒ガソリンエンジン、右側がクラッチ機構やモーター、発電機、インバーターなどで構成するハイブリッド機構。エンジンは従来とほとんど同じだが、ハイブリッド機構は大幅に小さくした

 ホンダは2016年2月、2モーター式ハイブリッド機構「i-MMD」を刷新し、ミニバン「オデッセイ」に採用した。「アコードハイブリッド」に搭載する従来品を改良し、コストを大きく下げた。主要部品を外注し、増産しやすい体制も整える。新型の4代目「プリウス」でさらにコストを下げたトヨタの2モーター式を猛追する。

 オデッセイのガソリン車とハイブリッド車(HEV)の装備を考慮したハイブリッド機構の価格差は約50万円。そのうち、同機構の実質的なシステム価格は30万~35万円とみられる。コストではトヨタのハイブリッド機構に届かないだろうが、「いい勝負ができる」(ホンダの技術者)水準に達した。

 ホンダの2モーター式は、トヨタのものに比べて燃費性能を高めやすいが、コストが高くなりがちな構成だ。モーター主体で走るため、駆動モーターのトルクと発電機の出力、リチウムイオン電池の容量が大きくなるからだ。

従来品とプリウス搭載品との比較

 モーターの最大トルクは315N・m、電池容量は1.4kWh。それぞれトヨタの約1.7倍、約1.9倍だ。発電機は80kW程度とみられ、トヨタの1.3~1.5倍に相当するだろう。クラッチ機構は単純にしやすいが、コスト差を大きく縮めるのは難しいとみられていた。

 それにもかかわらず「いい勝負ができる」ほどに安くできたのは、モーターやインバーターなどを工夫して、大幅に小さくしたからだ。中でもコストを下げるのに最も貢献したのが、内製する駆動モーターと発電機である。モーターは効率を維持しながら出力とトルクを高め、体積を従来比で23%小さくした。発電機の詳細は明かさないがモーターと構造は似ており、同じ程度小さくなったとみられる。

駆動モーターを小さく、造りやすく。(a)駆動モーターの巻き線に、角型銅線を使った。(b)銅線の表面にエナメルと樹脂の層をつくり絶縁する。(c)4本1組の銅線を折り曲げて何本も束ね、ステーターコアのすき間に差し込んでつくる。(d)差し込んだ後に2組の端部8本分を一度に溶接する

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