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次期「プリウスPHV」、走行性能が一気に向上

EV走行距離60km以上狙う。天井に太陽光パネルも

  • 林 達彦

  • 高田 隆=日経Automotive

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2016年9月1日(木)

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 トヨタ自動車が、プラグインハイブリッド車(PHEV)の新型「プリウスPHV」を日本で初めて公開した。2016年冬に発売を予定しており、電気自動車(EV)走行の距離を延ばし、走行性能を向上させたのが特徴である。日本・欧州仕様車には、太陽光充電システムを搭載した。

新型「プリウスPHV」は2016年冬に発売を予定している。(写真は日本仕様車)

 新型プリウスPHVは、荷室の下に搭載するリチウムイオン電池の容量を現行モデルの2倍(8.8kWh)に高め、JC08モードのEV走行距離で60km以上を狙う。ハイブリッドシステムでは、エンジンと動力分割用の遊星歯車の間に「ワンウェイクラッチ」を設け、EV走行時に二つのモーターを使えるようにした。

 具体的には、通常はEV走行に使う「MG2」という駆動用モーターに加えて、通常は発電機として使う「MG1」というモーターを駆動にも使う。トヨタのハイブリッドシステムでは、エンジンの入力は遊星歯車の遊星キャリアに、MG1はサンギアに、MG2を含む駆動軸はリングギアにつながっている。新型のPHVシステムでは、エンジンとキャリアの間に一方向だけに回転力を伝えるワンウェイクラッチを設けた。

駆動システムの比較。エンジンと動力分割用の遊星歯車の間に「ワンウェイクラッチ」を設け、EV走行時に二つのモーターを使えるようにした。

エンジンの逆回転を防ぐ

 従来のシステムでは、MG1でEV走行しようとすると、エンジン軸が逆回転して空転するため駆動力を伝えられなかった。これを新システムではエンジン軸が逆転しないようなワンウェイクラッチを設けた。このクラッチの構造は、スプラグというコマが倒れるタイプである。これにより、新システムではMG1を回したときに、エンジン軸が逆転せずにロックされ、リングギアから駆動力が伝えられるようになる。

 結果的にMG1の駆動力をMG2に組み合わせて、より大きなトルクで駆動できるようになった。MG2の最高出力は53kW、MG1の最高出力(モーターとして使った場合)は23kWであり、合計で76kWの駆動力が得られる。

 EV走行時の最高速度は、現行モデルの100km/hから135km/hに上がった。エネルギーの回生量も増やせるため、電池を多く積んで車両質量が重くなるにもかかわらず、JC08モード燃費は37.0km/Lの達成を目指す。これは、ハイブリッド車(HEV)である「新型プリウス」の廉価車種(Eグレード、40.8km/L)以外の37.2km/Lとほぼ同等の値である。

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