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ウエアラブル端末で居眠り運転をなくす

  • 飯山 辰之介

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2016年1月19日(火)

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ドライバーの眠気を検知する技術が実用レベルに達している。耳たぶの血管や心臓の動きを解析し、眠気を素早く察知する。バスなど業務用途が先行するが、一般用の手軽な機器も登場した。

(写真=都築 雅人)

 「健康管理や睡眠の確保には注意しているが、これがあればさらに安全に運転ができるだろう」。神奈川県で路線バスや高速バスを運行する神奈川中央交通の運転士、簑島裕明氏はこう話す。

 簑島氏が示したのは首に装着したネックレス型の端末。富士通が2015年2月から販売している「FEELythm(フィーリズム)」だ。遠目にはヘッドセットマイクのように見えるが、この機器は日本の交通事情を一変させる潜在力を秘めている。

 フィーリズムは、センサーを使って耳たぶの「脈波」を検知する。脈波とは、心臓の鼓動によって変動する毛細血管の圧力のこと。脈波の強弱をセンサーで捉えて分析することで、眠気の度合いを算出。本人が自覚していない、「眠気の予兆」を把握できる。眠気が高まったら、運転手に注意を促し、居眠り運転による事故を防ぐ。

 眠気の検知技術は、自動運転を実現するための重要なステップとなる。無人で走行できる「完全自動運転車」の技術的ハードルは高く、当面は危険が迫った場合に人間がハンドルを操作して回避する必要がある。自動運転から手動に切り替わる際に、運転手が居眠りしていては大事故が頻発しかねない。こうした事態を防ぐのに「居眠り防止システムが活躍する」とフィーリズムの開発を担当する富士通のユビキタスプロダクトビジネスグループの楠山倫生氏は話す。

 バス大手の神奈中は2015年3月、富士通と共同でフィーリズムの実証実験を実施した。延べ150人のドライバーが実際に機器を身に着けて業務に当たった。そのデータを分析したところ「これまで把握できなかったドライバーの眠気を見える化できた」と神奈中情報システムの米山仁・常務取締役は満足げに語る。

ドライバーの眠気を見える化
●一般的なバス・トラックドライバーの運転時における眠気のリズム

 フィーリズムは手ぬぐいのように、首にゆるく巻きつけて使う。リチウムイオン電池で駆動し、長距離トラックなどでの利用を想定して1週間は充電しなくても使えるようにした。重さは90g程度で負担はほとんど感じない。

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