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米巨人「ダビンチ」に挑む日の丸手術ロボ群

2016年1月20日(水)

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手術支援ロボットで国内参入が相次いでいる。市場は米インテュイティブ・サージカルが開発した「ダビンチ」の独占市場。「ロボット大国」再起を目指し、官民挙げて医療ロボット市場に挑む。

患者の上に覆いかぶさるように設置されたダビンチの「手」が自在に動く(写真はニューハート・ワタナベ国際病院)(写真=竹井 俊晴)

 「はい、じゃあ始めましょう。よろしくお願いします」

 愛知県豊明市にある藤田保健衛生大学病院。日本随一の病床数を誇る同病院の21番手術室に、宇山一朗医師の声が響いた。

 9月8日午前9時、74歳男性の胃がん手術が始まった。だが執刀医である宇山医師は患者のそばにない。患者から2mほど離れた操作卓前に座って顔を箱形の機械にうずめ、中に映し出される3D画像を見ている。操作するのは、手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)」だ。

 コントローラーを指にはめた宇山医師の手は、オーケストラの指揮をするように宙を舞う。患者の真上には、巨大なクモのような機械が覆いかぶさり、宇山医師の手と同期するように動く。患者の体には10mm前後の穴が4つ開けられ、1つはカメラ、そのほか3つは、電気メスや鉗子などを出し入れするための穴だ。

 宇山医師が足元のペダルを踏むたびに電気メスが動く仕組みで、手術室にはその都度、ピーピーという音が鳴り響く。手術室を取り囲むように設置された4つのディスプレーには、手早く処置がなされる患者の臓器が映し出されている。

 王貞治氏の胃がん手術を手掛けたことでも有名な宇山医師は、国内で初めて腹腔鏡下手術による胃の全摘手術に成功した外科医でもある。王氏の手術では患者の体内に入れた鉗子を自らの手で直接操作する一般的な腹腔鏡下手術を行っていた宇山医師だったが、2009年からダビンチによる腹腔鏡下手術を導入。同病院の手術件数は既に国内トップクラスの累計1000件以上。前立腺がんの手術であれば、年間180弱のほぼ100%がロボット手術に置き換わっている。

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「米巨人「ダビンチ」に挑む日の丸手術ロボ群」の著者

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官