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潰れそうなあの店が潰れない秘密

「商店街の帽子店」から「離島の共同店」まで

2016年7月5日(火)

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閑古鳥が鳴く店内、時代遅れの外観。だが、潰れそうで潰れない──。街でそんな店を見かけ、不思議に思った経験は誰しもあるはずだ。人口が減り、大資本による流通の寡占化が進む中、目新しい商売をしているわけではない彼らが、なぜ生き残っているのか。そこには、成熟極まる市場で事業を永続させるための新しい経営モデルが隠されていた。

 2016年度から10年計画での大規模再開発が決まり、一段とにぎわいを見せるJR川崎駅前。ここにひときわ異彩を放つ店がある。辻野帽子店だ。

頭の形にぴったり合うよ うにフィッティングする 辻野洋二郎・取締役(写真=北山 宏一)

 創業は1930年代で、川崎駅前大通り商店街で帽子一筋の専門店としてやってきた。駅前で人通りが多いにもかかわらず、入店する客はほとんどいない。取材当日の午後、店を訪れたのは1人だけだった。

 にぎやかな商店街だが、よく見ると混み合っているのはチェーン店が中心。「商店街の仲間の多くは店を畳んで、大企業に土地と建物を貸している。そりゃそうですよ。普通ならそっちの方がもうかるもん」。辻野洋二郎・取締役はこう笑う。

 だが、それは決して自虐的な笑いではない。外観だけ見ると昭和からタイムスリップしたようなこの店、相当の優良店なのだ。2015年の売上高は約3000万円。「成長著しいとは言わない。でも、潰れることはまずないはずです」(辻野取締役)。

コメント5件コメント/レビュー

記事の最後、『社会の構成員が全体最適を意識しながら行動しないと、全体の幸福度が落ちる時代」に、日本が入り始めた』とありますが、それは違うでしょう。

 いつの時代にあっても、個人個人が社会全体のことを考え行動しないと全体の幸福には至らないのであって、そのことにやっと気付き始めたのではないでしょうか。この記事の記者も含め。

 MBAに代表される現代の教育は、エゴを涵養し個人主義を強固なものにするので、他者のこと弱者のこと社会全体のことを見ないようにするか、気付かないようにする人間を育ててきた結果、今まで分からなかったのです。(2016/07/07 10:52)

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「潰れそうなあの店が潰れない秘密」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

記事の最後、『社会の構成員が全体最適を意識しながら行動しないと、全体の幸福度が落ちる時代」に、日本が入り始めた』とありますが、それは違うでしょう。

 いつの時代にあっても、個人個人が社会全体のことを考え行動しないと全体の幸福には至らないのであって、そのことにやっと気付き始めたのではないでしょうか。この記事の記者も含め。

 MBAに代表される現代の教育は、エゴを涵養し個人主義を強固なものにするので、他者のこと弱者のこと社会全体のことを見ないようにするか、気付かないようにする人間を育ててきた結果、今まで分からなかったのです。(2016/07/07 10:52)

「打ち直し」とは単に綿を詰め直す事ではありません。
ちゃんと調べて下さいね。(2016/07/06 16:18)

自由主義経済は独り勝ちを目指すことが良しとされていると多くの企業は理解している。中には価格カルテル等といった協調手段に手を染める物もいるが「公正取引」なる思想がそれを許さない。しかしここにあるように皆の納得の上で、価格を高く維持する事が不必要な経済的疲弊を避けてステークホルダー全員の利益となるなら、そういう形も望ましい手段として認めてよいと言う風潮が広がれば、単なる競争経済から、ゆとりある協調経済への移行も可能なのかもしれない。もっとも成長や収支と言う数字だけを判断基準においている限りそうした未来はやってきそうにない。そんな価値観は「取り戻」さずともよいから、未来のありようを議論する国でありたい。(2016/07/05 17:09)

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三品 和広 神戸大学教授