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ブランド力、新サービス連発でアマゾンが首位

ブランド・ジャパン2016

2016年7月29日(金)

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企業や商品のブランドを4つの因子で探り、総合力を評価する「ブランド・ジャパン」。今回は、2015年に会員向けサービスを次々に拡充したアマゾンが初の首位に立った。コクヨ、ニトリ、キヤノンなど、前年に比べて大きく順位を上げた企業も目立つ。

アマゾンプライムのサービスの1つとして始まった「プライム・ナウ」。最短1時間で商品を届ける

 「本当に1時間かからずに届いた…」「風邪を引いていて動けないから助かった!」──。

 アマゾンジャパンが2015年11月に開始した「アマゾン プライム・ナウ」。商品を最短1時間で届けるサービスは、瞬く間にツイッターなどのSNS(交流サイト)で話題になった。これまでアマゾンで購入する商品は早くて当日内の配達。それを商品数を限定して1時間で届けるようにしたのだ。

 そのアマゾンが、「ブランド・ジャパン」のコンシューマー市場(BtoC)編の「総合力」ランキングで、前年の5位から順位を上げ、初めて首位を獲得した。特に主婦層など女性からの評価が高く、プライム・ナウをはじめとする会員向けサービスの「進化」が、ランキングに如実に反映された。

会員サービスを一気に拡充

 プライム・ナウは、同社の「アマゾンプライム」の会員が対象。アマゾンプライムは2007年に始まり、年会費3900円を払えば、当日から翌日までに配達する「お急ぎ便」を常時無料で利用できることを売り物にした会員サービスだった。だが、「配送だけのために3900円を払うのは高いと感じる顧客もいたはず」(アマゾンジャパン)。同社は2015年、このアマゾンプライムのサービスを一気に拡充した。

“配送特典以上”のサービスに進化した「アマゾンプライム」
●アマゾンが国内で展開する主なプライム会員向けサービス(年会費は3900円)
*=2015年以降に開始したサービス

 9月に映画やドラマなどの動画を見放題とする「プライム・ビデオ」と、低価格の商品を1箱でまとめて買うことができる「アマゾン パントリー」の提供を開始。11月には、100万曲以上の楽曲を聞き放題の「プライムミュージック」の提供を始めたのに続き、今年に入って写真を無制限に保存できる「プライム・フォト」も開始した。年会費は3900円のまま据え置きで、このサービス拡充がブランド力の向上にもつながったことがうかがえる。

 加えて、顧客の検索率などを見ながら日々商品数を拡大し、サービスの「深化」に努めていることも、ブランド力向上に寄与している。2015年には、ワインストアやビューティーストアの商品数を増やし、見せ方も改善した。

 アマゾンは2009年以降、常に95%以上のブランド認知率を維持してきた。認知度の高さに加え、事業領域や顧客接点の拡大を継続してきたことが奏功し、総合的なブランド力で首位に立ったと言えるだろう。

コンシューマー市場(BtoC)編の「総合力」ランキング
米IT関連が上位3ブランドを占めた
順位 (前回順位) ブランド名
1 (5) Amazon アマゾン
2 (7) Google
3 (2) YouTube
4 (9) キユーピー
5 (13) TOYOTA トヨタ自動車
6 (23) UNIQLO ユニクロ
7 (24) CUP NOODLE カップヌードル
8 (6) Häagen-Dazs ハーゲンダッツ
9 (40) テレビ東京
10 (20) Panasonic パナソニック
11 (8) Disney ディズニー
12 (4) STUDIO GHIBLI スタジオジブリ
13 (1) 7-ELEVEn セブン-イレブン
13 (34) Microsoft マイクロソフト
15 (41) DAISO ダイソー
16 (59) ITOEN 伊藤園
17 (96) kikkoman キッコーマン
18 (12) USJ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
19 (42) glico 江崎グリコ
20 (84) Windows
21 (96) KOKUYO コクヨ
22 (33) Calbee カルビー
22 (90) ニトリ
24 (29) iPhone
25 (3) NISSIN 日清食品
26 (70) Canon キヤノン
27 (14) SUNTORY サントリー
28 (9) Apple アップル
28 (25) dyson ダイソン
30 (134) 日本テレビ
31 (18) MOS BURGER モスバーガー
32 (25) MUJI 無印良品
33 (84) Asahi SUPER “DRY”
アサヒスーパードライ
33 (63) お~いお茶
33 (22) 楽天市場
36 (99) Tカード
37 (11) セブン&アイ・ホールディングス
38 (16) KIRIN キリンビール
39 (19) LAWSON ローソン
40 (36) AEON イオン
41 (109) BAND-AID バンドエイド
42 (128) COOKPAD クックパッド
43 (57) 価格.com カカクドットコム
44 (71) adidas アディダス
44 (31) NIKE ナイキ
44 (93) NESCAFÉ ネスカフェ
47 (44) AJINOMOTO 味の素
48 (49) STARBUCKS
スターバックス コーヒー
49 (29) Nintendo 任天堂
49 (94) ヤマト運輸
調査概要
監修は、日経BPコンサルティングが設立する「ブランド・ジャパン企画委員会」。調査機関は日経BPコンサルティング。2015年11月11日~12月6日の間にインターネット利用者に対して、独自の調査システムを用いて、ブランドのポジショニングを明らかにする設問への回答を求めた。
コンシューマー市場(BtoC)編の調査対象は企業ブランド(企業名・グループ名)と製品・サービスブランドの合計1000。「フレンドリー」「コンビニエント」「アウトスタンディング」「イノベーティブ」の4つの「因子」から総合力をランキングした。18歳以上の男女の調査対象者からの回収数は3万6332。ビジネス市場(BtoB)編の調査対象は、企業ブランドのみ500ブランド。18歳以上の有職者からの回収数は2万224。

「Special Report」のバックナンバー

一覧

「ブランド力、新サービス連発でアマゾンが首位」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授