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五輪に向け開発進む空飛ぶクルマ

有人マルチコプター[技術者集団「CARTIVATOR」、徳島大学など]

2015年9月18日(金)

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誰でも気軽に空を飛べる時代が来るかもしれない。大手自動車メーカーのエンジニア集団が空飛ぶクルマ作りに挑む。2020年、東京オリンピックの開会式デビューが目標だ。

 1984年、米国ロサンゼルスで開催されたオリンピックの開会式で、小型のジェット推進飛行装置を背負った「ロケットマン」と呼ばれる男性が、空中から会場に舞い降りた。この個人用ジェットは安全性やコストの問題で普及はしなかったものの、個人が自在に空を飛び回るさまに会場は沸き、観客はテクノロジーの進化に夢を抱いた。

 「2020年の東京オリンピックでは、今度は我々がその夢を世界中に見せたい」。大手自動車メーカーのエンジニア、中村翼氏はこう熱意を語る。同氏を中心とした自動車のエンジニア集団「CARTIVATOR(カーティベーター)」が開発を進めているのは、個人が利用できる空飛ぶクルマ「SkyDrive(スカイドライブ)」だ。東京オリンピックまでに製品化にこぎ着け、開会式で有人飛行することを目標に掲げている。

飛行する5分の1サイズの試作機。現在はリモコンを使って制御している。自律飛行するための仕組みを研究する。

 まだ開発は途上だが、今年6月にはベンチャー起業家が多く集まるイベント「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)」で初めて5分の1の試作機が飛ぶさまを公開。会場の注目を集め、新事業を競うIVSのコンテストでは入賞も果たした。

 アニメや漫画ではおなじみの空飛ぶクルマだが、現実では普及に至っていない。課題は、その大きさや操作の難しさにある。

 欧州や米国など海外を中心に開発を手がける企業はあるものの、飛行機やヘリコプターをクルマに改造したものが中心だ。そのため、巨大な飛行機の羽根やヘリコプターのプロペラが邪魔をし、公道からは離陸できない。特別な免許が必要で操作も難しく、一般の個人が利用するにはハードルが高い。

ドローンに人が乗るイメージ

 これに対しCARTIVATORはSkyDriveを、1人乗りで軽量、特別な操作や免許を必要としないクルマにしようとしている。想定価格も500万円前後と、これまで研究開発が進められてきた2000万~3000万円する空飛ぶクルマに比べて安価にするのが目標。実用化すれば「公道を走り、技術的にはそのまま離陸もできる、世界初の空飛ぶクルマになる」(中村氏)という。

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「五輪に向け開発進む空飛ぶクルマ」の著者

飯山 辰之介

飯山 辰之介(いいやま・しんのすけ)

日経ビジネス記者

2008年に日経BP社に入社。日経ビジネス編集部で製造業や流通業などを担当。2013年、日本経済新聞社に出向。証券部でネット、ノンバンク関連企業を担当。2015年4月に日経ビジネスに復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師