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佐川急便がスリランカの会社を買収した理由

アフリカ・中東への玄関口、知られざる港湾立国

2016年9月16日(金)

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アジアと中東、アフリカを結ぶハブとして、スリランカ・コロンボ港に注目が集まる。インドや、より西方の市場を攻略する橋頭堡としての魅力に富む。2009年に内戦が終結。復興に伴うインフラ投資がビジネスチャンスとなる。

アジアとアフリカ、中東をつなぐハブに
●スリランカと周辺の地図

 インド南端のすぐ東側に、一般的な日本人はほとんど意識することのない国がある。スリランカだ。面積は北海道の8割ほど、人口は2067万人。市場としての魅力は、お隣のインド(人口13億人)と比ぶべくもない。だが今、日本や欧州の企業がこの国に注目し始めている。その魅力の源は「物流ハブ」として成長するコロンボ港と比較的低賃金の労働力だ。

 世界地図を開くと、この港が持つ優位性は一目瞭然だ。北には、インドはもちろん、バングラデシュ(同1億6000万人)やパキスタン(同1億9000万人)などの人口大国が並ぶ。東に目を向けると、域内総生産が約2兆5000億ドル(約260兆円)の統一市場「ASEAN経済共同体(AEC)」を発足させた東南アジアの国々が。西に転じれば中東やアフリカの国々がすぐそこにある。海運のハブとして最適の位置と言える。

南アジアで最大のコンテナ取扱量を誇る コロンボ港。さらなる拡張工事が続く

 コロンボ港のコンテナ取扱量は2015年、前年比5.9%拡大し、500万TEU(貨物取扱量の単位。1TEU=20フィートコンテナ1個分)を超えた。伸び率はアジアでトップクラス、規模は南アジアで最大。東京港をも超える存在になっている(下の表「●アジアの主な港のコンテナ取扱量」参照)。

南アジアで最大、伸び率もトップクラス
●アジアの主な港のコンテナ取扱量
港名(国) 2014年 2015年 増減率(%)
上海(中国) 3529 3650 3.4
シンガポール 3387 3090 -8.8
香港(中国) 2223 2011 -9.5
釜山(韓国) 1868 1940 3.9
クラン(マレーシア) 1095 1189 8.6
レムチャバン(タイ) 658 682 3.6
コロンボ(スリランカ) 491 520 5.9
東京(日本) 490 463 -5.5
ジャワハルラル・ネルー(インド) 447 448 0.2
注:単位は万TEU(貨物取扱量の単位で、1TEU=20フィートコンテナ1個分を示す)
出所:「Containerisation International Top 100 Container Ports」、各港の発表などから作成
コロンボにあるエクスポランカの倉庫では、アジアで製造されて運ばれてきた衣料に作業員がタグを付ける(左)。欧米やアジア、中東など、様々な輸出先のラベルが並ぶ(右)。

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「佐川急便がスリランカの会社を買収した理由」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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