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エレコムの膨大な新商品を生む80人の開発陣

2016年1月5日(火)

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マウスからルーターまで1万7000点もの商品群を持つパソコン周辺機器大手。中国勢の侵攻に負けず増収増益を続けるどころか、中国市場へ攻め入ろうとする。その成長を支える独特な開発体制、そして根底に流れる思想が明らかに。

それぞれが開発した製品を手にするエレコム開発部門の社員たち。中央に立つのは葉田順治社長(写真=山田 哲也)

 「単価は低いし、点数が膨らんで面倒くさいし、すぐにコピーされる。難しくてやりにくい業界なんです」

 来年、創業30年を迎えるエレコム創業者の葉田順治社長は、自らが身を置くPC(パソコン)・スマートフォン関連のアクセサリー、周辺機器の業界をこう言い放つ。しかし「大好き」だとも言う。「だからこそ、新規参入の妨げにもなるし、大きな差別化になる」。

 カードリーダー、タブレット端末アクセサリー、ヘッドセット、スマートフォンケース…。18の商品カテゴリーで市場シェアトップを堅持するエレコム(2014年、調査会社GfKジャパン調べ)。マウス、USB関連では15年連続首位と不動の地位にいる。

6期連続増収、3期連続増益へ
●エレコムの業績推移(連結)

 自前の工場を持たず、中国や台湾のメーカーに製造委託するファブレス。いずれもコモディティー化が進む商品で、中国勢が作る似たような商品が市場にあふれ返る。おまけに、強烈な円安が襲い、仕入れ価格は高騰中だ。

 にもかかわらず、今期、6期連続増収、3期連続増益を見込む。なぜエレコムは強いのか。その秘密は、膨大な商品群をひたすらに開発し続ける、たった「80人」の開発陣にあった。

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「エレコムの膨大な新商品を生む80人の開発陣」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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