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たこの養殖も目指す「銀だこ」の単品経営

2016年1月12日(火)

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外食チェーンが軒並み業績悪化となる中で、急成長を続ける「築地銀だこ」のホットランド。割高でも売れるのは、原材料から焼き方、売り方まですべて「自前主義」を貫いているからだ。独自のスタイルをたい焼きなどにも横展開して、収益アップを目指す。

(写真=竹井 俊晴)
(写真=竹井 俊晴)

 埼玉県富士見市に4月にオープンしたばかりの大型ショッピングセンター「ららぽーと富士見」は、週末ともなると、多くの客でごった返す。とりわけ昼時には、レストランやフードコートには長蛇の列ができる。

 中でもひときわ長い行列ができるのが「築地銀だこ」だ。国内外を合わせると店舗数は400店以上。当然、たこ焼きチェーンとして世界一の規模を誇る。

 客は皆、たこ焼きを焼く店員の姿をガラス越しに眺めながら、長いときは1時間近くも待つ。他のレストランと異なるのは午後3時過ぎても行列が途切れないこと。埼玉県さいたま市から父親と来たという小学3年生の小林圭太君は「お昼ご飯は食べたけど、歩き回ったのでお腹が空いた」と、たこ焼きを買いに来た理由を話す。家で留守番をしている母親の分も、お土産に買っていくそうだ。

 昼食だけでなく、おやつやお土産としても買い求める人がいるのがたこ焼きの強さだ。時間帯によって購入理由は異なるものの、買うのは同じたこ焼き。運営会社のホットランドを創業した佐瀬守男社長は「客層も広く、売れるシーンが長い」と、たこ焼き一本で勝負できる理由をこう語る。

 現在、外食チェーン店を取り巻く環境は厳しい。消費増税に、円安に伴う原材料費の高騰が直撃。人手不足に伴う人件費の上昇も収益を圧迫している。デフレ下でも業績を伸ばしてきた牛丼チェーンやマクドナルドでさえも不振に陥っている。にもかかわらず、ホットランドは2014年度の売上高が前年度に比べて33%増、営業利益187%増と快進撃を続けている。今や売上高273億円、営業利益17億円を稼ぐまでに成長した。昨年9月には東証マザーズに上場も果たしている。

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「たこの養殖も目指す「銀だこ」の単品経営」の著者

武田 安恵

武田 安恵(たけだ・やすえ)

日経ビジネス記者

大学院卒業後、2006年日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経マネー編集部を経て、2011年より日経ビジネス編集部。主な担当分野はマクロ経済、金融、マーケット。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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