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A(エイス)、消費者1万人の声で新商品を生む

オリンパス、王子製紙も注目するクラウドプラットフォーム「Wemake」

2016年6月3日(金)

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1万人の消費者がウェブ上で新商品を生み出す新サービス「Wemake」を手掛ける。大手メーカーが次々に利用し始めた。企業内部だけで議論する時代は終わった。

会社の外から商品の種
コクヨがWemakeを利用して外部の消費者と議論しながら作った新商品の卵。約160のアイデアが集まった(写真=吉成 大輔)

 3月上旬。文具大手コクヨのオフィスに、見たこともない文具の試作品が次々に現れた。文章が隠れないように曲がった形の付箋や、つり下げることのできるクリアファイル、先端が斜めにカットされ押しやすいハンコ…。使ってみたくなるものばかりだ。

 これら新商品の卵は、コクヨの社員が企画・設計したものではない。外部の消費者1万人がインターネット上でアイデアを寄せ、コクヨの担当者と「議論」して生まれた。

 コクヨが利用したのは「Wemake(ウィーメイク)」。ベンチャー企業のA(エイス)が提供するサービスだ。富士ゼロックスやオリンパス、王子製紙などの大手企業も、このサービスを利用して商品開発を進めている。既に発売したものもあり、今夏に新たに2つの商品が世に出る見込みだ。

ウェブ上で改善を繰り返す

山田歩氏(左)と大川浩基氏の2人が共にAの社長を務める(写真=吉成 大輔)

 Wemakeは、約1万人の消費者やクリエーターなどの会員を「コミュニティー」として抱える。利用したい企業はこのコミュニティーに、新商品のコンセプトを課題として与える。例えばコクヨなら「当たり前を更新する文具のデザイン」、オリンパスなら「アウトドアでの新しい撮影体験を実現するカメラアクセサリー」といった具合だ。

 Wemakeでは、企業からの課題を、商品化を前提とするものに限っている。このコンセプトに対し、1カ月程度で1万人の消費者が自らのアイデアをプラットフォーム上で提案する。課題によっては200以上の提案が集まる。

 ここまでなら、あまたあるクラウドソーシングサービスと変わらない。Wemakeの強みは、提案が集まってからのプロセスにある。

 「カメラとつえを接続する部分について、最適な接続位置、機構をどのような仕様にすればいいか考えましょう」

 「流用できそうなパーツ市販品について、知っている方がいらっしゃいましたら、ご教授お願いします」

 「私は、市販の安い2ウェイタイプのストックを上だけカットして雲台を付けています」…。

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「A(エイス)、消費者1万人の声で新商品を生む」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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