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遭難・迷子救うハイテクお守り

オーセンティックジャパン|小型無線機器の製造・販売

2017年7月12日(水)

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親機と子機の間で電波を飛ばして距離や方向を測定する無線機器「ヒトココ」を手掛ける。障害者らの見守り機器として販売してきたが、救助ヘリと組み合わせた登山者向けサービスの需要も急増する。

無線機器の「ヒトココ」
親機と子機の電波のやり取りで、子機の持ち主がいる方向や距離を表示。電波環境に左右されず、建物内でも有効(写真=尾関 裕士)

 4月中旬、東京都内のある知的障害者の支援施設。労務作業のために外出する20代の男性入所者の胸元には、お守りくらいの大きさのオレンジ色の「子機」が下げられていた。

 職員が持つ「親機」には「見守り中」の文字が表示されている。男性が事前に設定した範囲から離れると、呼出音とともに振動し、居場所を探すサーチモードに切り替わる。親機と子機の間で電波をやり取りし、男性がいる場所の方角と距離を示す。

 これがオーセンティックジャパン(福岡市)が開発した無線機器「ヒトココ」だ。施設の担当職員は2016年夏にヒトココを導入した理由を、「本人の安全確保はもちろん、地域への配慮もあった」と説明する。子機を持つ男性は時折、近隣の店舗で飲料を購入せずに飲んでしまうことがあったからだ。

 この施設では入所者を閉じ込めるような施錠はしない。「むやみな管理は入所者や家族の気持ちを害するし、地域住民に『危険な人物がいる』という誤った印象を与えかねない」(担当職員)からだ。悩ましい問題を解決するためにヒトココを導入した。

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「遭難・迷子救うハイテクお守り」の著者

寺岡 篤志

寺岡 篤志(てらおか・あつし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞で社会部、東日本大震災の専任担当などを経て2016年4月から日経ビジネス記者。自動車、化学などが担当分野。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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