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ソフトバンクが買収した英アームの全貌

英アームホールディングス|半導体の設計、ライセンス販売

2016年7月20日(水)

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スマートフォン、タブレット、携帯型ゲーム機、薄型テレビ、自動車など様々な機器を、アームが設計した半導体が支えている

ソフトバンクグループが、約240億ポンド(3兆3000億円強)という巨額で買収を決めた英の半導体設計大手アームホールディングス。日本企業による海外企業のM&Aとしては過去最大となる。そのアームを本誌では2011年8月8日号の「ビジネスモデルの研究」で紹介していた。IT(情報技術)業界で20年以上続いた秩序を覆し、米インテルをも揺さぶるそのビジネスモデルとは。

注:売上高、経常利益は2010年12月期

 「現状には非常に満足しているが、我々の成功はまだ始まったばかりだ」

 英国のみならず世界から頭脳が集まる学園都市ケンブリッジ。英アームホールディングスの本社で、創業者の1人であるチューダー・ブラウン社長はこう切り出した。

 アームという企業名にピンとこない読者もいるかもしれないが、覚えておいて損はない。独自のビジネスモデルを確立し、米インテルに匹敵する半導体産業における中心企業の地位を固めつつあるからだ。デジタル機器を動かす心臓部と言える半導体MPU(超小型演算処理装置)、そのMPUを設計する企業がアームである。

 もっとも、同社の2010年の売上高はわずか4億660万ポンド(約520億円)にすぎない。だが、米アップル、米グーグル、韓国サムスン電子、ソニー、任天堂など、世界の名だたるIT(情報技術)企業にとって、今やアームは必要不可欠な存在。例えば市場の急拡大が続くスマートフォンやタブレットのMPUでは、9割以上のシェアをアームが押さえる。「消費電力が少なく、スマートフォンやタブレット、ゲーム機など携帯型機器に向いているため、シェアを拡大している」と、IT調査会社ガートナージャパンの山地正恒・主席アナリストは指摘する。

「ウィンテル」の独占崩す

 携帯型機器市場はアップル、グーグル、米マイクロソフト(MS)が熾烈なシェア争いを続ける急成長市場。勝者と敗者が目まぐるしく入れ替わる中で唯一確実に言えるのは、いずれが勝者になるとしても、アームが敗者になることはない、ということだ。

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「ソフトバンクが買収した英アームの全貌」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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