• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「TSUTAYA」は小売業の未来を示せるか

従来事業に強い逆風が吹くカルチュア・コンビニエンス・クラブ

2017年8月1日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

「TSUTAYA」の看板でレンタル事業を軸に成長してきたカルチュア・コンビニエンス・クラブ。ネット時代の到来で、FC店主体の事業に強い逆風が吹き、創業オーナーの増田社長は正念場にある。逆境をバネに相次ぎ開く新型店舗の数々は、小売業の未来像を示せるか。

(日経ビジネス2017年5月22日号より転載)

CDやDVDのレンタルを中心に展開する「TSUTAYA」の従来型店舗(写真=的野 弘路)

 JR広島駅の南口に完成した銀色に輝く再開発ビル。その1~3階に4月14日、一見すると何の店なのか分からない商業施設が登場した。家電量販店大手のエディオンが、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とフランチャイズチェーン(FC)契約を結び開業した「エディオン蔦屋家電」だ。

 通りを挟んだ向かいには、同業大手のビックカメラが昨年9月に大型店を開いたばかり。広島に地盤を持つエディオンとしては負けられない戦いだ。

 「友達から、面白いお店だと勧められたので、来てみた」。ゴールデンウイークに入った4月末の日曜日に来店した女性は話した。客がまばらなビックカメラに対して、エディオンは開業から2週間がたっても客でごったがえしていた。異業種のCCCとの提携という「奇策」は、「想定以上の集客と売り上げを上げている」(エディオンの久保允誉・会長兼社長)。

広島の「エディオン蔦屋家電」。家電を全面に押し出さず、書籍やカフェスペースが目立つ(写真=大亀 京助)

安売りの値札は排除

 家電業界のアウトサイダーであるCCCのアイデアを全面的に取り入れた約1万m2の大型店は、多くの点で従来の家電量販店の逆を行く。各フロアの中央には、ラウンジや書籍、雑貨、文具売り場などを配置。その周辺を家電売り場が囲むような構成だ。

 大量の家電を所狭しと並べて、安売りの値札をあちこちに貼り付けるような、従来型の家電店のスタイルとは無縁だ。開業時のチラシ配布も行わず、メーカーからの派遣店員も受け入れなかった。その代わり、プロのカメラマンや料理研究家などを従業員として雇い、売り場の「コンシェルジュ」として、丁寧な説明を心がける。いずれもエディオンにとってのみならず、家電量販店では異例の試みだ。

 エディオンの久保社長はこう戦略を語る。「家電業界で同じことをやり続けていてはシェア拡大を望めない。価格競争だけでは疲弊することは自明だ。今までのような目的買いではなく、まず来てみたくなる店を目指した」

 オープン前日の4月13日。新店の内覧会も、通常の家電店とは様子が違った。受付に置かれる名刺には高島屋、スーパーのユニーなど、家電以外の流通大手の社名も目立った。

 会場にはもう一人、久保社長の横で名刺交換に応じる男がいた。CCCの増田宗昭社長だ。増田社長は名刺交換を求める長い列に、大阪弁を交えて笑顔で応じる。旧知の小売業大手の社長が挨拶に現れた際には「用意してくれればやりますよ」と、威勢よく答えていた。

 小売業側が土地や建物などを準備してくれれば、CCCは自社が企画した最新型の店舗を、その企業と協力して開くことができる──。家電量販店だけでなく、競争激化と客足の鈍さに悩む小売業から、増田社長は「救世主」として注目されている。増田社長はエディオンのようなFCを増やす考えだ。

コメント11件コメント/レビュー

隣町に従来の店舗よりもこじゃれたデザインのツタヤがあってよく行くんですが、雰囲気はおしゃれなものの品揃えが特に充実してるわけではなくて微妙です。探してるものがなくて結局ネット、というパターンがしょっちゅうです。そもそも埼玉の田舎町ではマニアックな本や音楽の需要がないのでしょうが。(2017/08/01 20:56)

「企業研究」のバックナンバー

一覧

「「TSUTAYA」は小売業の未来を示せるか」の著者

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

隣町に従来の店舗よりもこじゃれたデザインのツタヤがあってよく行くんですが、雰囲気はおしゃれなものの品揃えが特に充実してるわけではなくて微妙です。探してるものがなくて結局ネット、というパターンがしょっちゅうです。そもそも埼玉の田舎町ではマニアックな本や音楽の需要がないのでしょうが。(2017/08/01 20:56)

家族が社員です。知ったかで、さも事情に詳しいかのようなコメントが多く残念。

批判は結構ですが、色々と違いますよとだけ申しておきます。(2017/08/01 20:17)

>「企画会社」でどう生き残るか
小売業じゃないでしょ。
題名は「「TSUTAYA」は小売業の未来を示せるか」でしょ。

大丈夫?(2017/08/01 18:53)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長