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CCC増田社長「小売業救う企画屋になる」

衰えぬ起業家精神で小売りの新事業を打ち出せるか

2017年8月2日(水)

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レンタル店から書店、家電まで──。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の定義が難しくなっている。衰えぬ起業家精神で小売りの新事業を打ち出す増田社長に「何の会社ですか」と聞いてみた。ネット時代に生き残るための戦略を練る「企画屋」の将来を語った。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(日経ビジネス5月22日号より転載)

(写真=的野 弘路)

4月にオープンした銀座最大級の商業施設「ギンザシックス」内に「蔦屋書店」を出店しました。高級ブランドショップが居並ぶ中、大型書店が入るのは異例です。採算は合うのでしょうか。

4月20日にオープンした「ギンザシックス」に「蔦屋書店」を開業した(写真=的野 弘路)

増田:合う。合わせますよ。どうやって書店のビジネスモデルを変えるかということです。書店に併設させて、ぼくら自身が経営するスターバックスコーヒー、アートの展示スペースなども合わせて全体で利益を出します。スターバックスも特別な仕様に変えています。米国のスターバックス本社に直々にお願いに行って、世界一アーティスティックなスターバックスを、銀座のうちの店に合わせて考えてほしいといいました。ものすごく手間をかけてドリップで入れるコーヒーなども提供しています。

CCCはすでに、書籍販売でも日本最大のネットワークを持つ会社になっています。銀座の蔦屋書店は、日本一、もしかすると、世界でも一番コストのかかる店ではないですか。

増田:一番かもしれない。こんなお店ないですよ。

それでも利益を出そうという挑戦ですね。スターバックスの併設以外で、他社の書店にない特徴はどこにありますか。

増田:書籍は6万冊そろえています。アート関連が中心で、数十万、数百万円という独自編集の本を製作しました。日本の文化の良さを発信する本に力を入れています。文具もオリジナル商品を販売します。開業後は、すごいにぎわいで、1カ月の売り上げは8000万円程度になりそうです。

増田社長は、もともとアートに興味があったのでしょうか。

増田:全然ない。最近ですよ。事業として意識し始めたときからです。

開業の準備期間はどれくらいだったのでしょうか。

増田:3年半くらいです。『代官山 T-SITE』という蔦屋書店を核にした商業施設をオープンしたのが2011年12月。その後、銀座でこういう再開発があるという話を聞いたのです。僕はインバウンド消費のことをずっと研究していたこともあって、ギンザシックスの(物販系フロアで)最上階である6階、一番いい場所を全部やりたいと言いました。

デベロッパー側には自ら売り込みに行ったんですか。

増田:そうです。うちの出店は、ほとんど僕らの売り込みです。

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「CCC増田社長「小売業救う企画屋になる」」の著者

東 昌樹

東 昌樹(ひがし・まさき)

日経ビジネス編集長

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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