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「テリー会長、その記事を書いたのは私です!」

シャープ・ホンハイ怒涛の記者会見ルポ

2016年4月4日(月)

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堺ディスプレイプロダクト(SDP)にやってきました

 みなさま、お久しぶりでございます。シニア記者であります。

 年明けから諸般の事情で突撃を見合わせてまいりました。この間「権力中枢からの圧力による降板」とか「編集長の逆鱗に触れた左遷」とか「もう、あまり長くないらしい」とか。面白おかしく噂していただき、まことにありがとうございました。

 残念ながら圧力がかかるほどの大物ではなく、年の割に元気であります(なんで二番目を飛ばしたかはご想像にお任せします)。

 私事で恐縮ですが、4月1日をもって独立し、フリーのジャーナリストになりました。そのドタバタで突撃できずにおりました。

 「独立と同時に連載も打ち切り」と筆者本人も思っておりましたが、そこはそれ懐の広い日経ビジネスのこと。編集長のご厚情により「突撃」は継続させてもらえることになりました。みなさまの期待を背負い、野に放たれた虎のごとく、獲物に向かって突進し続ける所存であります。乞うご期待。

 さて、今は4月2日、土曜日の午後7時。シニア記者は南海電鉄堺駅前のスターバックスで、この原稿を書いております。お仕事があれば、いつでもどこでも。これがフリーの生きる道。

 全ては「彼」のせいであります。

 彼とは鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)会長。今やシャープを実効支配する男が、ここ堺市で午後3時から記者会見を開くというのである。

 2012年以来、すったもんだを続けてきたシャープとホンハイがようやくゴールイン。これは自腹で新幹線代を払っても、行かずばなりますまい。

 そして熱狂の記者会見の帰り道、この興奮を一刻も早く読者にお届けするため、シニア記者は堺駅前のスタバでシナモンロールを食しつつ、マックブックのキーボードを連打しているのであります。グズグズしていると東京に帰れなくなる。ホテル代まで払ったら赤字ですから。

 それにしても、なんで土曜日、なんで堺。

「風と水らしいよ」

 米有力経済紙の記者がこっそり教えてくれました。一旦、合意した2月の記者会見で首に黄色いマフラーを巻いていたのも「風と水」らしいですから、テリー会長にとって風水はとても大事なことなのでしょう。いいですよ、週末でも、堺でも。呼ばれれば、どこでも行きますよ。

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「「テリー会長、その記事を書いたのは私です!」」の著者

大西 康之

大西 康之(おおにし・やすゆき)

ジャーナリスト

日本経済新聞産業部記者、欧州総局(ロンドン)、日経ビジネス編集委員、日本経済新聞産業部次長、産業部編集員などを経てフリーのジャーナリストに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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