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掃除機を1日で8億円売った男

ジュピターショップチャンネルの現場に突撃

2016年6月1日(水)

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 風の噂で聞いた。

「掃除機を1日に8億円売った男がいる」

 は、はちおくえん?
 掃除機が?
 1日で?

 シャープが債務超過で台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収され、東芝が資本欠損に陥った昨今である。そんな景気のいい話がどこにある。

 冗談かと思ったら本当だった。

 テレビ通販最大手、ジュピターショップチャンネルの「ショップチャンネル」で4月21日、ダイソンの掃除機が1日に約8億円売れたのである。その陰に凄腕の「カリスマ・バイヤー」がいるという。

 モノが売れないこのご時世。ましてテレビはネットに押され、広告事情も苦しいと聞く。テレビ・ショッピングは20年前に生まれた業態で、目新しさがあるわけでもない。これはその、カリスマ・バイヤーとやらにお会いして、秘密を聞き出さねばなりますまい。

 風薫る5月のある日、シニア記者は東京・茅場町にあるショップチャンネルのスタジオに突撃を敢行した。

 「おはようございまーす」

 彼は爽やかに現れた。ショップチャンネル、マーチャンダイジング本部、エレクトロニクス&フード&アザースグループ長の井原正登氏。

世の中、不公平である

このナイスガイが井原正登氏である。

 カリスマ・バイヤーと聞いて「なんでも売ってやるぜ、俺に任せろ」的な、脂ぎったオジさんを想像していたシニア記者は、いきなり拍子抜けである。

 なんだよ、かっこいいじゃないか。
 別に不満なわけではないが、8億円売る男がかっこいいのは、なんだか不公平な気がする。

 「あなたが、本当に8億円売ったんですか」

 面倒なことは嫌いなので、いきなり本題に切り込むシニア記者である。

 「正確には7億9000万円ですけど」

 爽やかに数字を訂正する井原さん。細かいことはどうでもよろしい。新聞、雑誌ではそれを8億円というのである。

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「大西康之「突撃!ニュースの現場」」のバックナンバー

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「掃除機を1日で8億円売った男」の著者

大西 康之

大西 康之(おおにし・やすゆき)

ジャーナリスト

日本経済新聞産業部記者、欧州総局(ロンドン)、日経ビジネス編集委員、日本経済新聞産業部次長、産業部編集員などを経てフリーのジャーナリストに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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